サラーはクロップの下で働くことに飽き飽きだった? 「私は彼が満足していなかったと知っている」

今季大爆発のサラー Photo/Getty Images

サウジへ移籍しなかったのは監督が変わったからか

昨年、サウジアラビアへの移籍がさかんに報じられていたリヴァプールFWモハメド・サラー。契約の最終年が迫っており、年齢的なこともあってサウジへ去るのではないかと思われていた。しかしサラーは今季もレッズに残留。公式戦30ゴール22アシストと大爆発し、バロンドール受賞も囁かれている。

昨年サウジ・プロリーグのアル・ファトフの指揮官を務めたスラベン・ビリッチ氏は、ことの裏側をいくらか知っているようだ。同氏によれば昨年サラーはこれ以上ユルゲン・クロップの下でプレイすることに満足できず、リヴァプールを去る覚悟ができていたが、クロップが退任を発表したことでサラーの心境に変化があったのだという。英『Mirror』が伝えている。

「モハメド・サラーはプレミアリーグで最高のストライカーであり、プレミアリーグで最高のウイングであり、プレミアリーグで最高の10番だ。今季はアルネ・スロット監督の下で確実に変化があった。昨年サウジアラビアにいた私は、彼がユルゲン・クロップの下では満足していなかったことを知っており、彼が移籍すると予想していた」

「サウジ全体が彼の加入を心待ちにしていた。彼はリーグのスターになっていたはずだ。我々全員にとって、それは実現し、サラーはアル・イテハドに加入するはずだった。しかし彼が移籍しなかったことに驚きはなかった。彼はリヴァプールを離れたいと思ったときに移籍のチャンスがあることを知っている」

サラーはアル・イテハドでカリム・ベンゼマとコンビを組むことが期待されていた。しかし驚きなのは、サラーがクロップの下でプレイすることを嫌がっていたという指摘だ。確かに昨季は口論となっているシーンもあり、不仲は噂されていた。それが本当ならば、監督が変わったことで残留に傾いたというのも理解はできるが。

サラーのリヴァプールとの契約は最終年であり、未だ契約延長には至っていない。今季は最高のシーズンを送っていると言ってもいいが、サラーの去就はどうなるのか。



記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.302 攻撃型MF新四天王

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ