マンUの問題は「本当に選手のせいか?」 アントニー代理人が主張、ベティス移籍後7試合で3G2A

ベティスで調子を取り戻すアントニー Photo/Getty Images

すぐに調子を取り戻したアントニー

マンチェスター・ユナイテッドに所属するブラジル代表FWアントニーは不振にあえいでいたが、今冬にレアル・ベティスへ移籍したとたんに調子を取り戻した。現在公式戦7試合に出場し、すでに3ゴール2アシストを記録しており、ユナイテッドにいた頃とは別人のようだ。

ユナイテッドでの成績は惨憺たるものだった。リーグ戦での先発は一度もなく、わずか135分の出場。リーグカップでの1ゴールのみに終わっている。プレミアリーグ第21節のサウサンプトン戦では、至近距離でタップするだけのシュートを外してしまい「ミス・オブ・ザ・シーズン」と嘲笑されていた。

それが環境を変えた瞬間にこの復活ぶり。また、同じく冬にローンでアストン・ヴィラへ渡ったFWマーカス・ラッシュフォードも輝きを取り戻しつつある。アントニーの代理人を務めるジュニオール・ペドロソ氏は、アントニーがマンチェスターで失敗したのは選手自身のせいではないと主張している。『THE Sun』が伝えた。

「ユナイテッドで成功しなかった選手の多くは他のクラブで成功している。このことから、問題は本当に選手にあるのか疑問に思う」

「我々はルベン・アモリム監督の意見を尊重するが、彼の分析にはまったく同意できない」

アモリム監督はアントニーがスペインで調子を取り戻した要因は「フィジカル面にあると保証する」と語っていた。フィジカルの強さがものをいうイングランドの環境が彼の成功を阻害していたというわけだ。しかし、ペドロソ氏はそう考えていないようだ。

代理人として自分の選手の価値を貶めたくないという側面はもちろんあるだろうが、ピッチ内外で問題点ばかりが浮き彫りになる現在のユナイテッドを見る限り、問題が選手だけにあるわけではないことは明白だ。


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