ドイツ2部でシャルケよりも低い“14位”に…… 原口元気や細貝も所属したヘルタ・ベルリンの散々な現状「ここで目覚めないと危ない」

ブンデスリーガ2部でも下位に低迷するヘルタ・ベルリン photo/Getty Images

クラブOBボアテングも嘆く

現在のドイツ・ブンデスリーガ2部の順位表は、長くドイツのサッカーを見てきた人たちにとっては衝撃的なものかもしれない。

長くブンデスリーガ1部で上位を争ってきたシャルケが2部の12位に沈み、原口元気や細貝萌も所属したヘルタ・ベルリンはもっと下の14位に沈んでいるのだ。両チームとも1部昇格どころか3部への降格を心配しなければならない位置にいる。

ヘルタとウニオン・ベルリンの戦いはベルリン・ダービーでもあるが、かつてはヘルタが上の立場だった。しかし現在はウニオンが1部で戦っており、ヘルタは2部でも散々な成績だ。先日はSVエルフェアスベルクに0-4と気の抜けたパフォーマンスで敗れており、かつてのヘルタの姿はない。

この現状には、ミランやバルセロナでもプレイしたクラブOBのケビン・プリンス・ボアテングも心を痛めているようだ。独『Bild』に対し、ヘルタの選手たちにもっとファイトしてほしいとメッセージを送っている。

「現状ポジティブな点を見つけるのは難しいね。私はクラブが大好きだし、あそこで育ってきた。(エルフェアスベルク戦も)前半の20分は見たけど、その後の展開が予測できて集中が切れてしまったよ。私も長くサッカーをやってきたし、こういう時期があることも理解している。それでも、どこかの時点でスイッチを入れないといけないんだ。彼らは残留争いの最中にあり、ここで目覚めないと危ない。ヘルタの選手たちは、勝つ唯一の方法がファイトすることだと知るべきだ」

今は我慢の時期であり、まずは2部残留を確かなものとして来季へ備えたい。

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