前半に退場者が出るもベンフィカに勝利したバルサ 34歳GKの活躍にフリックは「我々には素晴らしいキーパーがいる」

チームを絶賛したフリック監督 Photo/Getty Images

「よくやったとしか言いようがない」

バルセロナは現地時間5日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのラウンド16・1stレグにてベンフィカと敵地で対戦。1−0でバルセロナが先勝した。

リーグフェーズで打ち合いを演じた相手とラウンド16で再びの激突となったバルセロナ。試合は22分にバルセロナのパウ・クバルシが退場。背後へ抜け出したベンフィカのヴァンゲリス・パウリディスをクバルシがペナルティエリア付近でスライディングで倒すと、これがDOGSOでの決定機阻止と判断されレッドカードが掲示された。

前半で10人での戦いを強いられることになったバルセロナは以降ベンフィカに押し込まれて苦しい展開に。それでもゴールキーパーのヴォイチェフ・シュチェスニーを中心に堅守を光らせ、決してゴールを割らせずなんとか前半をスコアレスで折り返す。

後半も前半同様ベンフィカに多くのチャンスを作られるも決してゴールを許さないバルセロナ。迎えた61分。敵陣でアントニオ・シウヴァのパスミスにハフィーニャが反応。ペナルティエリア手前から左足を振り抜くと、グラウンダーの鋭いシュートがゴールネットを揺らしバルセロナが先制する。

数的優位に立ちながらビハインドを負ったベンフィカはその後猛攻を仕掛けるも、シュチェスニーのビッグセーブやバルセロナディフェンダー陣の奮闘もあり最後までこじ開けられず。バルセロナがアウェイで1-0の勝利を収めた。

この勝利はなんと言ってもファインセーブを連発したシュチェスニーの活躍が大きいだろう。ハンジ・フリック監督は試合後の会見でこの34歳のキーパーを称賛。

「我々には素晴らしいキーパーがいる。彼は私たちを救い、クリーンシートに導いてくれた。毎日トレーニングで見ているから、彼がどれだけ優れた選手かを知っているよ」

この試合を振り返ったフリック監督は「10人でプレイするのは簡単なことではなかった。よくやったとしか言いようがない。全員が全力を尽くし、うまく対応し、コンパクトに保つことができた」と語り、チームを「誇りに思う」と絶賛した。

アウェイで1人少ない中貴重な勝利を収めたバルセロナだが、まだ突破を決めたわけではない。来る来週の2ndレグに向けてドイツ人指揮官は「まだ試合は終わっていない。我々は良い位置にいるが、フットボールではいろいろなことが起こりうる。2ndレグは厳しい戦いになるだろうし準備をしなければならない」と締めくくった。

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