ソシエダ戦でまたも勝利逃したユナイテッド スコールズ氏は“犯人”を特定「これに気づかないのは犯罪」

ホイルンドは不満を露わに Photo/Getty Images

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ホイルンドが長いランで走り込んでいたのに

マンチェスター・ユナイテッドはUEFAヨーロッパリーグ・ラウンド16でレアル・ソシエダと対戦。1-1のドローに終わった。これでFA杯5回戦のフラム戦に続き公式戦2試合勝利なし。ここ5試合で勝利したのはプレミアリーグ第27節のイプスウィッチ戦のみで、不調が続いている。

ユナイテッドは57分に先制点を挙げているが、前半にもチャンスがあった。20分、長いパスで抜け出したディオゴ・ダロトが右サイドで持ち上がると、ラスムス・ホイルンドが長い距離を走ってゴール前へ。しかしダロトはホイルンドへのラストパスではなく、切り返して中にいたアレハンドロ・ガルナチョへのマイナスのパスを選択。しかしスペースがなく、得点につながることはなかった。

ホイルンドは良いタイミングで走り込んでおり、パスを通せばタップインするだけだったかもしれない。ホイルンドも不満を露わにしていた。元マンチェスター・ユナイテッドのポール・スコールズ氏も、ハーフタイムに『TNT Sports』の放送でこのチャンスを逃したのは犯罪的だとダロトを批判した。
「ユナイテッドにとっては楽な前半だった。楽なサッカーだった。彼らはリードすべきだった。ダロトはホイルンドにパスを出すべきだった。彼らには危険な選手がいるが、脅威にはなっていない」

「彼らがそれを練習するのを見ていたので悔しかったよ。ダロトがそれに気づかないのは犯罪だ。彼はいい走りを見せた。君はサイドバックだ。世界のどのサッカー界のサイドバックでも、それに気づかないのは犯罪だ」

アーセナルやチェルシーの女子チームでプレイしたカレン・カーニー氏も同調。「彼(ホイルンド)がイライラするのも当然」「サイドバックがダロトのようなポジションについたら、パスを出さなければならない」と批判している。

ワンチャンスを逃したことで、結果的にまた勝利を逃してしまったユナイテッド。ダロトにパスを通す技術はあるはずだが、やはり自信を失っているのだろうか。



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