2030年のワールドカップ本大会は64カ国制? FIFA理事会で提案

ワールドカップのトロフィー photo/Getty Images

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100周年の記念大会

2030年に予定されているワールドカップの参加チーム数が大幅に増加する可能性があるようだ。

5日(現地時間)に開かされた国際サッカー連盟(FIFA)の理事会で、ウルグアイサッカー協会長でFIFAの理事も務めているイグナシオ・アロンソ氏がスペイン、ポルトガル、モロッコの共催で行われる2030年のワールドカップ本大会を64カ国参加で行うことを提案。これをドイツ紙『Bild』など欧州の複数のメディアが相次いで報じ、大きな話題となっている。

FIFAの広報担当者は、「理事会のメンバーからのあらゆる提案について検証する義務がFIFAにはある」との声明を発表。今後アロンソ氏の提案がFIFA内部で議題として扱われることになると認めた。
ワールドカップは1930年にウルグアイで13カ国の参加で第1回大会が行われ、その後徐々に本大会の参加国数は増え、日本代表が初出場を果たした1998年のフランス大会から現行の32カ国制で実施されてきた。そして来年アメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われる北中米大会から参加国をさらに増やして48カ国制に変更されることが既に決まっている。

北中米大会からの参加国数の増加については、ワールドカップの価値や競技レベルの低下を招くという反対意見が依然として多い。そうした中で48カ国からさらに増やして64カ国に本大会参加の権利を与えるというアロンソ氏の意見にどれだけの賛同が集まるのかは疑問視されていて、前述の『Bild』も同氏の案について「狂った計画」と否定的な見解を示している。

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