RIZIN.50に出場する鈴木千裕、公開練習で学んだ柔術を披露 ダウトベックとの打ち合いを予想し「ぶっちぎりでKOします」と豪語

MMA戦績は18戦13勝4敗。7つのKO勝ちを誇る鈴木 photo/Getty Images

打撃に絶対の自信を持つ鈴木

3月30日(日)に、あなぶきアリーナ香川で開催される『RIZIN.50』にて、カルシャガ・ダウトベックと対戦する前RIZINフェザー級王者の鈴木千裕が、7日に行われた合同公開練習に登場した。

まず鈴木はミット打ちを披露。重くパワフルな打撃をミットに叩き込み、仕上がりの良さをアピールすると、終盤にはテイクダウンの練習も公開した。またタックルを受けた展開を想定して、下から三角締めを極める場面もあった。

鈴木はこれまで打撃を主体に勝ち上がってきたファイター。初めてフェザー級のベルトを勝ち取ったウガール・ケラモフ戦では、タックルを受け、下になった状態にもかかわらず、踵で相手の顎を打ち抜きKO勝ちを収めていた。

しかし2024年の大晦日に行われた防衛戦ではクレベル・コイケと対戦し、寝技を得意とする相手に屈し判定負けで王座陥落。その後、鈴木は自身の弱点を克服するために、柔術の技術をクレベルの所属するボンサイ柔術に出向いて修行していた。

鈴木は今回の公開練習でもアームバーなど多彩な寝技を披露。その学んだことについて聞かれると「柔術の基礎と基本です。やることはシンプルですけどそれが難しいですね。普通のことを普通にやるのが一番難しい。勉強したことを繰り返しやっています」とまだ課題と成長の余地を残していることを明かした。

それでも鈴木は、今回の再起戦にも勝利への執念を全面に押し出した。彼は現在の心境を「追う側に変わり、違ったハングリーさがあります」と語ると、ダウトベック戦の試合展開については「結構な打ち合いになるんじゃないですか。ぶっちぎりでKOします」とフィニッシュにも自信を見せた。

その対戦相手となるダウトベックは、鈴木に似てパワフルな打撃を武器にMMA公式戦9連勝中と勢いに乗る。鈴木はその強豪相手に価値あるKO勝ちを収めることができるか注目だ。

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