マテタに“カラテキック”のミルウォールGKに6試合の出場停止処分 クラブは「失望している」

マテタに大怪我を負わせてしまったロバーツの無謀なチャレンジ Photo/Getty Images

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本人はマテタに謝罪

FAカップ5回戦のミルウォール×クリスタル・パレスで、ミルウォールGKリアム・ロバーツが足を高く上げた無謀なチャレンジでパレスFWジャン・フィリップ・マテタに頭部裂傷を負わせ、病院送りにしてしまった事件で、同選手は6試合の出場停止を言い渡された。『Mirror』などが伝えている。

ロバーツの足の裏はマテタの頭部を直撃してしまい、マテタは25針を縫う大怪我を負わされた。一歩間違えれば大惨事につながりかねないプレイで、FAは通常の3試合の処罰は明らかに不十分であるとし、審問ののちに規制委員会は処分の強化を決定した。理由は後日公表されるとのことだが、ミルウォールはこの決定に対し声明を発表し「失望している」としている。

「ミルウォール・フットボール・クラブはサッカー協会から、2025年3月1日土曜日のクリスタル・パレス戦でレッドカードを受けたリアム・ロバーツがさらに3試合の出場停止を受けたことを通知された。クラブは結果に失望しているが、これまで行われたプロセスを尊重している」
一方、当事者のロバーツはマテタに謝罪している。

「皆さんこんにちは。騒ぎがおさまったので、家族や私も含め、関係者全員にとって本当につらい一週間だったことをお話ししたいと思います。まずジャン・フィリップさんへ。彼の回復を心から祈っています。できるだけ早くジャン・フィリップさんに直接連絡をとり、謝罪しました。その日の夕方、彼から大丈夫だと返事をもらい、心配する必要はないと安心しました」

「私は起きたことに打ちのめされています。レッドカードは与えられたものとして受け入れ、処罰を受け入れます。さらに、私が同僚のプロ選手を傷つけるつもりだったという示唆を目にするのは非常に不快です。私は断固として、誰かを傷つけるつもりでサッカー場に足を踏み入れたことなどありません」

「誤解を招くような記事やコメントのせいで、私と私の家族に対して想像を絶する量の中傷メッセージや脅迫が寄せられました。私を知り、この厳しい時期にサポートしてくれたサッカーコミュニティの皆さん、ありがとう。私は1つ1つのメッセージに感謝しています」

試合のあと、クリスタル・パレスの会長スティーブ・パリッシュ氏は「マテタの命を危険にさらした」とロバーツを非難。ロバーツとミルウォールに対するバッシングが巻き起こっていた。

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