ニコ・パス、G・シメオネ、カストロ、エチェベリ W杯連覇へアルゼンチンから次々と若き実力派アタッカーが出てきている

アトレティコの右サイドから仕掛け続けるシメオネ photo/Getty Images

今月のA代表召集メンバーにも楽しみな選手が複数

2022年のワールドカップ・カタール大会を制したアルゼンチン代表は、2026ワールドカップ南米予選でも首位を走るなど順調だ。本大会出場はほぼ確実であり、今後は本大会へ向けて若い戦力をチームに組み込んでいきたい。

今月は南米予選でウルグアイ、ブラジルとの2試合を戦うが、それに向けた代表メンバーには何人か面白い若手選手が入ってきている。

ワールドカップ出場が夢と語るのは、アトレティコ・マドリードで右のウイングバックに入る22歳のジュリアーノ・シメオネだ。アトレティコでは右サイド不動の戦力となっており、とにかく速い。右サイドから縦への仕掛けは強烈で、2026ワールドカップへ代表の力となるのではないか。

スペイン『Mundo Deportivo』によると、シメオネも「W杯に出場できればクレイジーだ。夢のようだよ。そのためにも毎日トレーニングを続け、レベルを上げていかないとね。もし召集されれば、出場したい。W杯でのプレイは究極の夢だからだ」と語っている。パリ五輪メンバーを経て、昨年にはA代表デビューも果たした。ここまでは順調なステップアップだ。

同じパリ五輪を戦ったメンバーでは、今冬にフランスのリヨンに加入した23歳のMFティアゴ・アルマダも注目だ。前回のカタール大会でもベンチには入っており、優勝を経験している。欧州5大リーグ挑戦も実現し、今後は代表の中心になってほしい世代だ。

さらにはイタリア・セリエAでブレイクするFCコモMFニコ・パス(20)、MFマクシモ・ペローネ(22)、セリエAで7ゴール4アシストを記録し、ラウタロ・マルティネスの後継者候補とも期待されるボローニャFWサンティアゴ・カストロ(20)、パリ五輪に加えて今年のU-20南米選手権にも参戦していたマンチェスター・シティMFクラウディオ・エチェベリ(19)も今月のA代表メンバーに入っている。

カタール大会ではリオネル・メッシ、アンヘル・ディ・マリアといったベテラン組が中心になっていたこともあり、フレッシュな若手をチームに組み込んでいくのは重要だ。中盤から前線にかけて優秀な選手が出てきているのはアルゼンチンらしいところだが、2026年大会へ若手はどこまで食い込めるだろうか。

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