菅原由勢がまたも痛恨のハンド…… 最下位サウサンプトンが先制もサラーPK2発、リヴァプール逆転で首位堅持

サラーは今日も2得点 Photo/Getty Images

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セインツは健闘を見せたが

プレミアリーグ第28節、リヴァプールとサウサンプトンの試合が行われた。

首位と最下位の対決となったこの試合。まずボールを握ったのはホームのリヴァプール。5分にはさっそくチャンスを作り、ジョーンズが正面からシュートを放つ。

サウサンプトンは守勢に回るなか味方同士の衝突があり、CBのベドナレクが頭を打って18分に交代。ベラ・コチャプがピッチに送り出される。
26分にはグラフェンベルフのドリブル突破から、27分にはサラーを起点に細かいパス回しでゴールを脅かすリヴァプール。しかしサウサンプトンは集中した守備でゴールを割らせない。

低いブロックからのカウンターを徹底するサウサンプトンはリヴァプールにスペースを与えず、ボールを奪うと落ち着いた繋ぎからスレマナやディブリングが推進力を生かしてボールを運んでいく。すると前半アディショナルタイム、スローインの流れからこぼれたボールをスモールボーンが蹴り込んでネットを揺らし、サウサンプトンが先制に成功。最下位のセインツがリードを得てハーフタイムに突入した。

思わぬビハインドを負ったリヴァプールは後半からロバートソン、マクアリスター、エリオットを投入。CLのPSG戦で劇的なゴールを決めていたエリオットはコーナーキックの流れからさっそくシュートを放つが、ラムズデールがビッグセーブを見せゴールを死守する。

しかし51分、ルイス・ディアスの仕掛けからの折り返しをヌニェスが叩いてネットを揺らし、リヴァプールが同点とすることに成功。

そして53分にはそのヌニェスがボックス内でのスモールボーンとの競り合いで体を入れ、PKを誘発。これをエースのサラーが決め、リヴァプールが一気に逆転まで持っていく。

前半とは打って変わって勢いを増したリヴァプールはマクアリスターを経由したパス回しがスムーズになり、サウサンプトンを翻弄。サウサンプトンは菅原、アーチャーを投入し、流れを変えようと試みる。

70分にはアーチャーが抜け出してシュートを放つもアリソンのセーブに遭う。ユリッチ監督は、72分には古巣対戦のララーナを送り出す。

81分にはエリオットがミドルシュートを狙うが、これはわずかに外れていく。その後、遠藤がピッチに登場。スロット監督はゲームを締めにかかる。

オヌアチュ、アリボを投入して同点弾を狙いにいくサウサンプトン。すると84分にL・ディアスと競り合った菅原が前回対戦に続き痛恨のハンドをとられ、PKを献上。これを再びサラーが決め、リヴァプールがリードを2点に広げた。

7分の長いアディショナルタイムがとられたが、これ以上スコアは動くことなくタイムアップ。リヴァプールが最下位サウサンプトンを逆転で下してがっちりと首位を堅持した。


[スコア]
リヴァプール 3-1 サウサンプトン

[得点者]
リヴァプール
ダルウィン・ヌニェス(51)
モハメド・サラー(54・PK、88・PK)

サウサンプトン
ウィル・スモールボーン(45+1)



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