恥の上塗り!? ミルウォールファンが負傷のマテタに対する新たなチャントを生み出す「十分じゃない、十分じゃない、25針縫っても十分じゃない」

先日のFA杯ではGKロバーツがマテタに大怪我を負わせてしまった Photo/Getty Images

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批判もおかまいなしだ

イングランド・チャンピオンシップのミルウォールは第36節でワトフォードとアウェイで対戦。2-1と勝利を収めた。

しかし、この試合でサポーターが歌っていたチャントがまたしても物議を醸している。サポーターたちは先日のFA杯5回戦でクリスタル・パレスと対戦した際、GKリアム・ロバーツのハイキックを受けて頭部に25針を縫う裂傷を負ってしまったジャン・フィリップ・マテタがピッチに倒れている際に「彼を死なせろ、死なせろ」というチャントを歌って挑発。一部メディアは問題視した。

この試合では、ホームのワトフォードの選手が倒れるたびに「死なせろ、死なせろ」のチャントが歌われたと『THE Sun』や『METRO』などが報じている。また、先日のマテタに対する新たなチャントが歌われたようだ。内容はこうだ。
「十分じゃない、十分じゃない、25針縫っても十分じゃない(It isn’t enough, it isn’t enough 25stitches, it isn’t enough)」

また、次のようなチャントも歌われたようだ。

「ケ・セラ・セラ、どうなるかどうなるか、マテタは緊急外来にいる(Que sera sera, whatever will be will be, Mateta’s in A and E)」

新たな卑劣なチャントを歌ったと『METRO』は報じた。ミルウォールのサポーターの気性の荒さと暴力性は有名であり、映画『フーリガン』にも登場する。彼らはあえてヒールであろうとするようなところがあるが、今回も大怪我で病院に担ぎ込まれた選手をさらに貶めるようなチャントを平然と歌い出し、批判もおかまいなしだ。

恥の上塗りとも思えるのだが、これも彼らのサッカー文化なのだろうか。

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