アビスパのエース、紺野が得意の角度から左足一閃! 福岡が京都を下し、アウェイ2連戦で連勝を飾る

福岡が京都を下し、連勝を飾る(画像はイメージ) photo/Getty Images

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京都は前半の決定機を決められず

2025明治安田J1リーグ第5節で京都サンガF.C.とアビスパ福岡が激突した。ホームの京都は開幕戦こそ敗戦したが、その後は1勝2分で負けていない。前節の川崎戦で初勝利をあげ、連勝を狙う。

一方の福岡は開幕から3連敗と厳しい状況が続いていたが、前節神戸を相手に初勝利。京都同様に今シーズン初の連勝を目指す。

立ち上がりから両者ともに積極的な入りを見せると、14分福岡が中盤でボールをカットすると、紺野が単独突破から右足を振りぬく。しかしこのシュートは京都GK太田がしっかりセーブ。
序盤は京都がボールを握り試合を進めるが、福岡はボールカットからのショートカウンターで鋭さを見せる。

23分、京都に決定機が。右サイドをラファエル・エリアスが突破すると、中へクロス。これを受けた奥川がターンから左足を振り抜くが、これは福岡GK村上のビッグセーブに阻まれる。35分には須貝が右サイドを突破し、カットインからシュートを狙うがGK正面に。再び京都が攻勢を強める。

38分、京都にまたしてもビッグチャンスが。ゴール前でFKを獲得すると、平戸が直接狙う。右足の狙い済ましたシュートは完璧なコースに飛んだが、またしても福岡の守護神村上のビッグセーブに阻まれてしまう。

40分ゴール前の混戦から紺野の前にボールがこぼれ、福岡は大チャンスを迎えるも、今度は京都の守護神K太田が絶妙な飛び出しからビッグセーブ。両チーム守護神の活躍もあり、点を許さない。

試合開始直後からテンションの高い入りとなったこのカードは両チームともにチャンスを作ったが、スコアレスで折り返す形に。

両チーム交代なしで迎えた後半、最初のチャンスは福岡に。46分、左サイドを北島が突破すると、最後は藤本がシュート。しかしこれはサイドネットに。前半同様立ち上がりは福岡にチャンスが訪れる。

60分、福岡にアクシデント。右サイドをオーバーラップした際に湯澤が足を痛めてしまい、交代を余儀なくされる。代わりに前嶋を投入し、またザヘディに代えてウェリントンもピッチに送り込まれた。

63分福岡に大チャンスが。藤本が左サイドを突破すると、マイナスへクロス。これを紺野がボレーで合わせるもGK太田がビッグセーブ。その後志知がシュートを放つが、京都のディフェンス陣が体を張って死守する。

しかし、直後の64分に試合が動く。ロングボールに抜け出したウェリントンが競り合いに勝つとボールは紺野の元へ。すると紺野は得意のカットインから左足一閃。ニアを抜く技ありゴールで福岡が先制ゴールをマークする。

先手を取られた京都は66分に2枚替え。ジョアン・ペドロとパトリックを投入し、流れを変えようと試みる。

福岡は71分に藤本と紺野に代えて岩崎と名古をピッチに入れ、2列目にフレッシュな人材を送り込む。一方の京都はこのタイミングで奥川と平戸に代えて中野と平賀を投入する。さらに77分に京都は原に代えて長沢を投入し、最後のカードを切る。

福岡の速いプレスとタイトなディフェンスラインを前に京都はボールを保持することはできても前進できず。後半なかなかチャンスを作れない時間が続く。90+8分には左サイドのからのクロスにラファエル・エリアスがヘディングで合わせるが惜しくも枠を外れてしまう。

スコアはこのまま動かず、今シーズン初の連勝を目指した両チームの戦いは1-0で福岡に軍配が上がった。

京都サンガF.C. 0 - 1 アビスパ福岡

京都サンガF.C.得点者

アビスパ福岡得点者
紺野和也(65分)


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