パドレスのダルビッシュがOP戦初マウンド 不運な形でピンチを招き失点を重ねるも、抜群のキレを見せた変化球では3奪三振で手応えも

今季は新フォームで挑むダルビッシュ photo/Getty Images

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2回2/3を投げ2失点

サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が、日本時間9日、クリーブランド・ガーディアンズ戦で今季オープン戦初となるマウンドに上がった。

この試合で先発を任されたダルビッシュは、先頭打者を1球で打ち取り、続く打者は約74マイル(約120キロ)のカーブで空振り三振に仕留める上々の立ち上がりを見せた。

3人目の打者は、この日最速の95・6マイル(約153・8キロ)の速球でレフトフライに抑えたかと思われたが、味方のエラーで二塁打に。その後フォアボールを与えるも、後続を95・2マイル(約153・2キロ)の速球でライトフライに打ち取った。
2回もダルビッシュは安定したピッチングを披露。先頭をカーブで空振り三振、次打者をスライダーでセカンドフライ、3人目はスライダーで3球三振と素晴らしい内容を見せたが、3回に突如として崩れてしまった。先頭と2人目の打者に対して変化球や速球を巧みに投げ込んだが、どちらもポップフライが運悪くヒットに。さらに死球を与え、無死満塁のピンチを背負うと、3番のカイル・マンザードに右前適時を許した。

続く打者はレフトへの犠牲フライ。失点を重ねたが、後続はセカンドゴロに打ち取り、そこで降板となった。

ダルビッシュは2回2/3を投げ4安打2失点、3三振、2四死球という結果だった。

降板後にインタビューに応じたダルビッシュは、この日の投球を振り返り「2回まではいい感じで投げられた。カーブで空振り取れたり、カットボールも左打者から空振り取れたり、スプリットも最後は良くなった。全体的に良かったんじゃないか」と述べた。

エラーや不運なヒットをきっかけに四死球でピンチを招き失点まで繋がってしまったものの、投球フォームの修正に取り組む中で確かな手応えも掴んだダルビッシュ。今後、さらにコンディションを上げ、内容でも結果でも期待に応える投球を披露してくれることだろう。次回の登板に注目だ。

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