大谷翔平「投手復帰」に暗雲 ドジャース監督が語る現状、5月復帰も白紙か

今シーズンも“ショータイム”に期待したい Photo/Getty Images

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焦らず復帰したい

ドジャース・大谷翔平の投手としての復帰計画に暗雲が立ち込めている。

日本時間8日に行われたオープン戦のマリナーズ戦でスタメンを外れた大谷は、ブルペンでの投球練習も10日連続で回避。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「ブルペンで投げるのがいつになるかは分からない」と語り、復帰時期の見通しが立っていないことを示唆している。当初、今年の5月中のメジャー復帰を目指していた大谷だが、その計画も白紙に戻った可能性がある。

二刀流復帰を目指す大谷だが、2月25日のブルペン投球を最後に投球練習を行っていない上に、開幕前には、実戦形式で打者に対して投げないことが決まったという。マーク・プライアー投手コーチは、5月のメジャー復帰計画については「それはすべてがうまくいった時の計画だ」としている。現時点での復帰プランが白紙になったことを示唆した。場合によっては、メジャー復帰がさらに遅くなる可能性もありそうだ。
大谷は、2月9日にアリゾナ州グレンデールの球団施設で投手復帰に向けたメニューを行っていた。この時は、昨年9月に受けた右肘の手術から順調な回復を見せ、シーズン中に投手としての復帰も視野に入れて調整を進めていた。しかし、現在のような状況であれば無理をして故障を悪化させることは避けたい。ドジャースは大谷の復帰を焦らず、慎重に待つ構えのようだ。

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