名古屋ウィメンズマラソン、佐藤早也伽が日本人トップでフィニッシュ 自己ベストの2時間20分59秒で世界陸上の代表選出へ大きく前進

2020年名古屋ウィメンズで初マラソンに挑戦した佐藤 photo/Getty Images

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粘り強い走りを披露

3月9日、名古屋ウィメンズマラソンが行われ、積水化学所属の佐藤早也伽が自己ベストをマークし、日本人トップの2位でゴールした。記録は日本人歴代9位の好タイム、2時間20分59秒だった。

この大会は、9月に開催される東京世界陸上の女子マラソン最終選考レースでもあり、2023年ブダペスト世界陸上代表だった佐藤は、世陸の参加標準記録2時間23分30秒を突破したことで2大会連続代表入りへ大きく近づいた。

今レースでは、約23キロの地点で、先頭集団を引っ張るペースメーカーがコースを間違えるアクシデントがあったものの、佐藤と共に先頭集団で走っていた加世田梨花が気づき、すぐに正しいコースに戻ることができたため、選手たちは大きな影響を受けることはなかった。
佐藤は、32キロ手前で優勝したケニアのシェイラ・チェプキルイとバーレーンのユニスチェビチー・チュンバに一度は離されるも、35キロ手前で追いつく粘りの走りを見せ、ゴールの瞬間には表情を崩し感極まる姿があった。

レース後、佐藤は「ずっと満足できるレースがしたいと思ってマラソンを続けてきて、後半ペースダウンをせずに走り切れた。自己ベストを出したいっていう思いで走っていたので、うれしく思います」と語り、コースを間違いの影響については「影響は特にはなく。ちょっと入り組んだところを理解していなかったので、私も間違えそうになりました。でも動揺もなく、落ち着いて走れました」と振り返った。

ちなみに優勝したチェプキルイは2時間20分40秒でフィニッシュ。3位はチュンバで2時間21分35秒、4位は上杉真穂で自己ベストの2時間22分11秒。5位は加世田、2時間23分5秒だった。

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