2021-22シーズンは決勝で鎌田&長谷部と激突 ELの舞台で再び“レンジャーズ旋風”は起こるのか

ベスト16でフェネルバフチェと対戦したレンジャーズ photo/Getty Images

ベスト16第1戦でモウリーニョ率いるフェネルバフチェを敵地で撃破

2021-22シーズンにはヨーロッパリーグ決勝まで進んだこともあるが、再びレンジャーズ旋風が巻き起こるのだろうか。

スコットランド国内リーグに関してはリーグレベルを疑問視する声もあり、それは絶対王者セルティックも同様だ。そのセルティックに差をつけられているレンジャーズの評価はさらにマイナスとなりそうだが、欧州カップ戦でのレンジャーズは時に予想以上のパフォーマンスを見せてくる。

先日行われたヨーロッパリーグ・ベスト16第1戦では、ジョゼ・モウリーニョ率いるトルコの強豪フェネルバフチェをアウェイで3-1と撃破。選手層的にはフェネルバフチェの方が有利かと思われただけに、レンジャーズがアウェイで先勝したのはサプライズだったと言えるのではないか。

しかもスコア以上の差があり、レンジャーズはもっと得点を決めてもおかしくなかった。このゲームで先制ゴールを決めたFWシリル・デセルス、10番を背負うMFモハメド・ディオマンデ、2ゴールを決めたMFヴァーツラフ・チェルニーらが躍動することになり、このパフォーマンスには元トルコ代表のニハト・カフヴェジも脱帽している。

「まだこの結果が信じられない。1-5でフェネルバフチェが負けてもおかしくないゲームだった。トルコのトップクラブはデセルスの獲得へ動くべきだろうね。他にもディオマンデは素晴らしかった。レ・ブルーでプレイしたジダンのようにだ。チェルニーも素晴らしい選手だね」

「レンジャーズが決めたゴールはプレイステーションのようだった。彼らにとっては全てが簡単だったのだ。先月にガラタサライを抑えたフェネルバフチェが、なぜレンジャーズにこれほどチャンスを与えてしまったのか」(『Daily Record』より)。

2021-22シーズンのELでレンジャーズはドルトムント、レッドスター、ブラガ、ライプツィヒを次々に撃破し、決勝で進んだ経験を持っている。決勝では鎌田大地、長谷部誠がいたフランクフルトにPK戦の末敗れたが、あの時の強さを思い出させるフェネルバフチェ戦だったと言える。

果たして今季もレンジャーズはELで旋風を巻き起こすのか。

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