“ドイツの神童”はまだ目覚めないのか ドルトムントを離れた逸材FWは仏の地でも影が薄くなっている「彼がメンバーに入るのは難しい」

OGCニースにレンタル移籍しているムココ photo/Getty Images

リーグ・アンでは2ゴールを決めただけだ

ドイツの神童はいつ目覚めるのか。

今季フランスのOGCニースで難しい時間を過ごしているのは、ドルトムントからのレンタルで加わっている20歳のドイツ人FWユウスファ・ムココだ。

ムココはドルトムントのアカデミー時代から神童と騒がれてきた逸材で、アカデミーでは驚異的なペースで得点を量産してきた。ドイツ国内での期待も大きく、短時間ながら2022年のワールドカップ・カタール大会にも出場した。

しかし、その後のキャリアは停滞気味だ。ドルトムントではポジションを確保できず、それは今季レンタル移籍したニースでも変わっていない。昨年9月のサンテティエンヌ戦で2ゴールを挙げたが、今季の得点はこの2ゴールだけだ。

ニースはムココを1800万ユーロで買い取るオプションを有しているが、ニース在住のレアンドラ・イアコノ記者はそのオプションが行使される可能性は限りなく低いと見ている。

「クラブはまだ公式に発表しているわけではないが、買取オプションが行使されることはないだろう。ムココは何度かチャンスを与えられてきたが、説得力のあるプレイは見せられなかった。ニースは負傷者もいないが、ベストメンバーが揃っている状態では彼がメンバーに入るのは難しい」(独『Ruhr Nachrichten』より)。

まだ20歳と焦る年齢ではないものの、順調に進んでいないのは明らかだ。所属元のドルトムントではセール・ギラシが絶対的エースであり、マクシミリアン・バイアー、ユトレヒトにレンタル中のセバスティアン・ハラーもいる。ドルトムントでもムココが1番手になるのは厳しいように思えるが、ムココは今夏にどう動くのか。

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