プレミア3戦未勝利でアーセナルの優勝争いは終わった CL出場権確保に全力を注ぐべきとの声も 「後ろから迫ってくるチームのことをもっと心配すべき」

アーセナルの指揮官アルテタ photo/Getty Images

リヴァプールとの勝ち点差は15ポイント

プレミアリーグ第28節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、1–1のドローに終わったアーセナル。この結果首位リヴァプールとの勝ち点差は15ポイントに広がった。リヴァプールが1試合多い状況ではあるが、残り10試合でこの勝ち点差を逆転するのは簡単ではない。

現在、プレミアリーグ3試合連続で未勝利が続いているアーセナル。元ユナイテッドのロイ・キーン氏はこの試合の後、英『Sky Sports』にて「決定力がなく、ゴールも決められなければ、リヴァプールとの差を縮めるのは無理だ。後ろから迫ってくるチームのことをもっと心配すべきだ」と語り、アーセナルは優勝争いではなく、CL出場権確保に全力を注ぐべきだと言及した。

さらにアーセナルのレジェンドであるポール・マーソン氏もキーン氏の意見に同調しており、「5位のチームとアーセナルの勝ち点差は、アーセナルと首位の勝ち点差よりない。今なら『トップ4で終えることに集中しなければならない』と言いたい」と語り、現在アーセナルより8ポイント差で5位に沈むマンチェスター・シティがアーセナルに追いついてもおかしくないと主張している。

今シーズンのCL出場権争いは混戦になっており、このままのパフォーマンスが続けば2位のアーセナルも安心できないと2人の有識者は考えている模様。確かにアーセナルはまだチェルシー(H)、ボーンマス(H)、リヴァプール(A)、ニューカッスル(H)といった上位陣との対決を残しており、これ以上ポイントを落としたくはない。

まずは代表ウィーク前となるチェルシーとの第29節で勝利を飾りたいところだが、この足踏み状態からアーセナルは抜け出せるか。

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