CL1stレグはバイエルンに0-3で完敗 レヴァークーゼン指揮官X・アロンソは監督として『イスタンブールの奇跡』級のミラクルを起こせるか

レヴァークーゼンを指揮するX・アロンソ photo/Getty Images

3点差をひっくり返すことは可能か

5日にチャンピオンズリーグ・ベスト16の1stレグでバイエルンと対戦したレヴァークーゼンは、敵地で0-3と完敗を喫した。

このカードは同国対決として注目を集めていたが、レヴァークーゼンにとっては最悪の結果だ。2失点目はGKマチェイ・コバールのキャッチングミスから生まれたもので、後半にはDFノルディ・ムキエレが退場。交代で入ったDFエドモン・タプソバはPKを献上してしまい、指揮官シャビ・アロンソの采配はほぼ全てが裏目に出た。

ただ、バイエルン側もまだまだ油断は禁物だ。過去のCLでは2018-19シーズンにリヴァプールがバルセロナ相手に3点差をひっくり返したゲームや、それこそシャビ・アロンソも現役時代にミランとのCL決勝で3点差を跳ね返した『イスタンブールの奇跡』を経験しており、3点差であれば何が起きても不思議はない。

レヴァークーゼンは今節のブレーメン戦を0-2で落とし、大黒柱のMFフロリアン・ヴィルツが負傷するアクシデントにも見舞われるなど、2ndレグでバイエルンが圧倒的に有利であることは確かだ。しかし『ESPN』はアロンソが指揮官として新たなミラクルを起こす可能性があると注目する。

「今のレヴァークーゼンを過小評価してはならない。アロンソは彼らをドイツ王者へと導き、欧州でも最高のチームの1つに仕上げてみせた。2ndレグでも彼らは変わらぬ信念を貫くだろう。レヴァークーゼンが先制点を挙げるならば、花火が上がるかもしれない」

レヴァークーゼンにとって数少ないポジティブ要素があるとすれば、1stレグの終盤にMFジョシュア・キミッヒらの決定機を何とか防ぎ、0-4にしなかったことだ。0-3で抑えたことには大きな意味があり、4点差と3点差では大きな違いがある。果たして2ndレグで奇跡は起こるのか。

2ndレグではパトリック・シックやヴィクター・ボニフェイス、ネイサン・テラなど、1stレグではベンチスタートだったアタッカーたちを次々と投入してくるはず。若き名将アロンソの采配は注目で、まだ諦めるには早すぎる。

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