バルセロナとオサスナの試合が延期に バルサの医療スタッフが急死 選手たちは動揺

試合直前に中止のお知らせを伝える電光掲示板 photo/Getty Images

バルセロナは公式で声明を発表

8日に開催予定となっていたラ・リーガ第26節バルセロナvsオサスナの試合は試合直前に延期が発表された。バルセロナは公式サイトにて、トップチームの担当医であったカルラス・ミニャロ・ガルシア氏が逝去したことが理由と伝えている。

午後9時開催予定だった試合は、開始20分前に中止が決定した。『AS』によれば、ミニャロ医師がチームが宿泊していたホテルで死亡しているところが発見されたとのこと。また『MUNDODEPORTIVO』はさらに詳細を伝えており、午前中から選手たちと一緒におり昼食も一緒に摂っていたが、昼食後に昼寝をしていたさなかに亡くなったという。このことでバルセロナの選手たちはショックを受けており、キャプテンたちが試合を中止するよう求めたとのことだ。

ミニャロ医師は2017年にバルセロナの医療スタッフとしてチームに加わり、チームドクターのリカルド・プルナ氏の右腕として活躍。これまで多くの選手たちを治療し、選手たちとの仲は良好で一部の選手たちとは親しい関係にあったという。今年2月2日に行われたバルセロナvsアラベスとの試合では、ガビが脳震盪を起こした際にいち早く状態を確認し、交代するよう説得するシーンがカメラにも映し出されていた。

ミニャロ医師の死を受け、バルセロナはクラブ公式サイトで「FCバルセロナは、今週の土曜日の午後、ファーストチームの医師カルレス・ミニャロ・ガルシアが亡くなったという悲しいニュースを発表することを深く悲しんでいます。FCバルセロナの理事会と選手たちは、故人の家族や友人に哀悼の意を表し、このような困難な時期に哀悼の意を表したいと思います」とコメントを残し、ラポルタ会長も「FCバルセロナを代表して、今日の午後、チームのトレーニングキャンプ中に亡くなった、誰からも愛されていたファーストチームのドクター、ミニャロ氏の死去をお知らせします。ご想像のとおり、選手、スタッフ、コーチ……全員が非常に悲しみ、非常に悲しい状況です。私たちは皆彼をとても愛していました。彼は選手全員の面倒を見るためにすべての遠征に同行し、誰にもノーとは言わなかった。彼は偉大な医師であり、偉大な専門家でした」と哀悼の意を表した。

また対戦相手のオサスナのルイス・サバルサ会長をはじめ、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長やアトレティコ・マドリードのエンリケ・セレソ会長など、ラ・リーガの多くのクラブが声明を発表。選手もロナルド・アラウホやペドリなどバルセロナの選手をはじめ、レアル・マドリードのキリアン・ムバッペや、ティボー・クルトワも自身のインスタグラムなどを通じて哀悼の意を表した。

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