オリオールズ菅野智之、3度目のOP戦登板 3回パーフェクト、5奪三振で圧巻の投球を披露

NPBでは最多勝と最優秀防御率を4度獲得している菅野 photo/Getty Images

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抜群の制球力

ボルティモア・オリオールズの菅野智之投手が日本時間10日、ミネソタ・ツインズとのオープン戦に先発登板し、3回打者9人を完璧に抑え、5奪三振を奪う圧巻の投球を見せた。

初回からパワー全開のピッチングを見せた菅野は、先頭打者にいきなりこの日の最速93(約149キロ)マイルのツーシームで空振り三振を奪うと、後続を右飛、中飛に打ち取り3者凡退。2回は先頭と2人目の打者を連続で見逃し三振に切って落とすと、3人目は左飛に抑えた。3回も菅野は制球力が冴え、先頭を中飛、2人目を空振り三振、3人目は見逃し三振と圧巻の内容。3回いずれもパーフェクトに封じ込めた。

菅野は、これまでオープン戦3試合に登板し、合計7回を投げ4安打無失点、7奪三振、2四球で防御率0・00。ブランドン・ハイド監督もこの日の投球を高く評価し「ストレートとスプリットをいいコースに投げ込んでいた。彼がプレートの両サイドを使って打者のバランスを崩す投球術にも感心した。初登板以上にシャープだった。間違いなく進歩している」と語った。
球団は当初、菅野を5番手のローテーション候補として想定していたとされているが、この巨人のエースとして長年活躍してきた熟練の投球術を目の当たりにし、シーズン中の活躍に期待が大きく膨らむことだろう。もしかしたらローテーションの順番の繰り上げ、開幕から投手陣の主力として任される可能性もある。今後も菅野の安定したピッチングに期待したい。

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