大谷が12日ぶりに座った相手に投球 ケガ再発防止や体力面を考慮し調整強度を落とすも、143キロを計測

オープン戦にも出場し、投球練習も行うハードな日々を過ごしている大谷 photo/Getty Images

続きを見る

球筋を入念に確認

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が日本時間3月10日、キャッチボールの延長で相手を座らせて投球練習を行った。

大谷は、まず壁当てなどのルーティンをいつも通りこなし、外野の芝生で座った相手にカットボールやツーシームなども含めて21球を投げた。その際、トーマス・アルバートトレーナーがラプソードを使用し、球速や回転数、回転軸などの球筋を入念に確認した。

同トレーナーはその後、インタビューに応じ、この日の大谷の球速が143キロ出ていたことを明かすと、大谷の今後のブルペン入りのスケジュールについては、開幕シリーズを終え、米国に帰国した後であることも語った。
大谷が座った相手に投球するのは、2月26日以来、12日ぶりのこと。大谷は当初5月に投手として復帰することが予想されていたが、先日、球団がその投手復帰の計画を変更し、投球練習のペースが大幅に減速することとなった。

デーブ・ロバーツ監督はその理由として「試合での負荷が増し、無理をさせないようにした。シーズン中盤、特に終盤に向けて万全の状態で投げてもらうことが最も重要」と語り、計画を大きく遅らせる決断をしたことがわかった。

おそらくシーズン前半のほとんどを打者として専念する可能性が高まってきた大谷。ケガを再発をさせないための万全な対策としての計画変更は致し方ない部分がある。今後の調整が順調に進むように祈るばかりだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.302 攻撃型MF新四天王

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:ALL SPORTS

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ