「相応しくない」と酷評されてから2年半 6000万ポンド超えの移籍金でチェルシーにやってきたククレジャは“救世主”になった

チェルシーでプレイするククレジャ photo/Getty Images

クラブOBが評価を一変

チェルシーのOBであり、元フランス代表DFフランク・ルブーフ氏はスペイン代表DFマルク・ククレジャ(26)への評価を一変させたようだ。

2022年夏にブライトンから6000万ポンドを超える移籍金にてチェルシーにやってきたククレジャ。加入当初はパフォーマンス面で批判の声もあがっており、ルブーフ氏はククレジャについて米『ESPN』で次のように酷評していた。

「我々はククレジャをもう見たくない。失礼ながら、私は彼を知らないが、この選手はチェルシーに相応しくない。それだけのことだ。彼を6000万ポンドで獲得したなんて信じられないが、彼がこのレベルに相応しくないことは明らかだ」

2023年夏には売却の噂も浮上したが、チェルシーに加入してから2年半近くが経った現在、ククレジャはチームにとって欠かせない選手の1人に成長した。今シーズンもここまで公式戦32試合に出場し5ゴール4アシストとエンツォ・マレスカ率いるチームでも依然として重要な存在だ。

スペイン代表でも主力となり、確かな成長を見せるククレジャについて、現在はルブーフ氏も評価を改めた模様で、レスター戦の後、同メディアで次のようにククレジャを称賛した。

「2年ほど前、私が非常に厳しく、非常に辛辣な態度を取った彼について言及したい。ククレジャだ。私は彼を救世主と呼んでいるよ。彼は私のアイドルになった!守備も攻撃も素晴らしい。救世主ククレジャ、大好きな選手だ」

ここ数年チェルシーは転換期を迎え、積極的な補強を行ってきた。結果が伴わないことも多かったが、今シーズンはリーグ戦28試合を終えて4位につけており、CL出場圏内に位置している。今シーズンは大きな飛躍を見せ、今後に期待感を抱かせるようなチームへ成長したが、その中で批判を乗り越えたククレジャは欠かせない選手の1人になったと言えるだろう。

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