マンUラトクリフ氏の赤裸々なインタビューをファンはどう思った?「役立たずの選手たちを解雇すべき」「ナンセンスだ」

共同オーナーのラトクリフ氏 Photo/Getty Images

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クラブを復活させたいという想いは同じ

英『BBC』がマンチェスター・ユナイテッドのジム・ラトクリフ共同オーナーのインタビューを公開し、話題となっている。インタビューではクラブが大きな負債を抱え資金不足に陥っていること、一部の選手の実力が十分でないこと、給料が高すぎること、エリック・テン・ハーグ元監督を夏に解雇しなかったのは間違いだったことなどが赤裸々に語られた。

ファンはこのインタビューを目にし、さまざまな意見を持ったようだ。『BBC』は一部のファンの声を公開している。

「ラトクリフの言う通りだ。ユナイテッドはグレイザー(オーナー)の長年の経営の悪影響に苦しんでいる。負債を抱え、エド・ウッドワードの10年間の経営不行き届きで選手の獲得に過剰な金額を投じ、法外な給料で長期契約を結んだ。(ルベン・)アモリムは難しい仕事をこなさねばならず、取締役会の全面的な支持が必要だ。夏にはジェイドン・サンチョ、マーカス・ラッシュフォード、カゼミロ、ルーク・ショー、クリスティアン・エリクセン、そしておそらく自身の責任ではないのにラスムス・ホイルンドといった選手を追い出さねばならない。センターフォワードはサイドからのパスがないと得点できない」
「監督に時間を与えてほしい。アカデミーの選手たちにもっとプレイ時間を与え、役立たずの選手たちを解雇すべきだ。私は仕事で無料の食事をもらえたことがないから、ラトクリフの言うことは正しいと思う。時間が経てば、いくつかの厳しい決断と若い選手たちへの投資によって、将来は良くなると思う」

ラトクリフ氏の言うことを支持する声も多いが、当然ながら反対意見もある。ラトクリフ氏の行うスタッフの人員削減や、テン・ハーグ元監督の残留のことなど卿が行ってきた決断を支持できないとする声も多いようだ。

「人員削減や食堂のスタッフからの料金徴収は、クラブにとってわずかな金銭的利益しかもたらさない。彼の『改革が行われなければマンチェスター・ユナイテッドはクリスマスまでに破産する』という主張は、私の見解ではナンセンスだ」

「ジム卿に聞く必要があった唯一の質問は『マンチェスター・ユナイテッドを再び優勝チームにできる人物だとあなたが思う根拠は何ですか」ということだ。ツアーに出て、自分が犯した失敗をすべて話すことは、信頼を勝ち取ることにはならない」

手厳しい意見も多いようだが、ユナイテッドを再びプレミアリーグ最強のチームにしたいという想いはみな同じだろう。あるファンは「心臓切開手術が必要」と語っていたという。苦しい時期を乗り越えて再びユナイテッドは輝きを取り戻せるのか。やり方は賛否あれど、ラトクリフ氏がこれまで誰も踏み込まなかった大胆な改革に乗り出していることは確かだ。

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