トゥヘル・イングランド入りも期待されるが……　アーセナルレジェンドは17歳ヌワネリのA代表招集に反対　その理由は？

今季アーセナルで躍動しているヌワネリ photo/Getty Images

今季は28試合に出場し8ゴール1アシスト

今月の2026年北中米W杯欧州予選はトーマス・トゥヘル新監督率いるイングランド代表の初陣となるが、誰が選ばれるかは大きな注目を集めている。

トゥヘルは55人という膨大なリストを作成し、そこから新イングランド代表のメンバーが選ばれる予定だが、招集が期待されている若手注目株の1人がアーセナルのイーサン・ヌワネリだ。

まだ17歳と若いヌワネリだが、今シーズンブレイク中であり、ここまで公式戦28試合で8ゴール1アシスト。ブカヨ・サカら主力選手が怪我で離脱しているなか、アーセナルの攻撃を牽引する1人として頭角を現しており、今回初のA代表入りを果たしても不思議ではない。

そんななか、アーセナルのレジェンドであるマーティン・キーオン氏はヌワネリが招集されないことを切望しているという。その大きな理由として挙げたのは同選手の疲労を心配しているからのようだ。

「ヌワネリが代表チームに選ばれる可能性はある。それは懸念事項であり、心配だ。もしそうなったら受け入れるが、招集されなければ、少しゆっくりとした時間ができる。代表は自信にはつながるが、体には別の影響がある。17歳では、心臓血管系はまだ完全には発達していない。まだ本当の意味で一人前の男とは言えない」

「まだ成長の余地がある。最近、彼は疲れ果てたように見え、息切れしているようだった。これは17歳の子供にとっては普通のことだ。だから、彼には休息が必要な時期なのかもしれない。もし彼がA代表に選ばれなかった場合、U-21のチームに関わる必要はあるのだろうか？今シーズン終了まで、これは賢明に管理されなければならない」（英『THE Sun』より）

キーオン氏はここまでノンストップで走り続けたヌワネリの体を心配しており、体ができてない今は無理をしてほしくないという。またすでにヌワネリはミケル・アルテタにとって重要な選手であり、プレミアリーグやCLが残るチームからの離脱を同氏は一番恐れているとのこと。

ヌワネリ同様、A代表入りが期待される18歳のマイルズ・ルイス・スケリーにも同じことが言えるかもしれない。イングランド代表に選ばれることは名誉なことであるが、アーセナルOBとしてはクラブでのパフォーマンスに影響を与えるかもしれないと心配しているようだ。