「ふさわしくない選手もいる」「給料が高すぎる選手もいる」 マンチェスター・ユナイテッドのオーナーがインタビューで選手を名指しで批判

マンチェスター・ユナイテッドの共同オーナー、サー・ジム・ラトクリフ氏 photo/Getty Images

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不和が生まれなければいいが

マンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーであるサー・ジム・ラトクリフ氏に対し、『BBC』はロングインタビューを行った。ラトクリフ氏は現在の苦戦と2028年までにトロフィーを獲得したいという考えを述べ、その中では既存戦力に対する名指しの批判もあった。

「この夏に獲得した選手の基準で考えると、過去にはアントニーやカゼミロ、アンドレ・オナナ、ラスムス・ホイルンド、ジェイドン・サンチョなど、獲得しなかったであろう選手を獲得してしまっている。これらは受け継いだものであり、整理しなければならない」

このコメントは選手に対する批判であり、記者からこれらの選手はユナイテッドにふさわしくないのかと聞かれ、以下の答えを残した。
「中にはふさわしくない選手もいるし、給料が高すぎる選手もいる。我々が説明責任を果たすチームを作り上げるには時間がかかるだろう。我々は過去から未来へ移行する変革の時を迎えている」

今後は積極的に補強を行い世代交代を進めるのがラトクリフ氏の目的だと推察できるが、ここに名前の挙げられた選手は全員が放出候補なのだろうか。戦力外としてレンタルでクラブを離れたアントニーやサンチョはまだわかるが、オナナとホイルンドは今季戦力として数えられている。

オーナーの発言による彼らのモチベーションの変化も心配であり、選手を放出するにしても公の場で必要ないと言われた選手の売却は難しくなるだろう。チーム内で不和が生まれる可能性もあり、今後のユナイテッドに注目していきたい。

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