なぜX・アロンソは《61分に1ゴール》決めるパトリック・シックをスタメン起用しないのか バイエルンとの大一番での起用法にシックが不満とも

レヴァークーゼンでプレイするシック photo/Getty Images

バイエルンとの2連戦のどちらもシックはベンチスタート

昨季はブンデスリーガ無敗優勝を達成し、DFBポカールも制覇。ヨーロッパリーグでも決勝に進出するなど、レヴァークーゼンを指揮するシャビ・アロンソは一気に世代を代表する注目の青年指揮官となった。

今季もレヴァークーゼンはブンデスリーガで2位につけるなど、決して悪い戦いというわけではない。ただ、アロンソの采配でいくつか気になるポイントもある。

その1つがセンターフォワードの人選だ。チームにはゴールを量産するパトリック・シック、前線で体を張れる大型FWヴィクター・ボニフェイスの2枚が揃うが、2人をスタメンから外すケースも少なくない。

2月にはリーグ戦でバイエルンとの首位攻防戦があったが、このゲームではFWネイサン・テラとMFフロリアン・ヴィルツを前線で先発させていて、シックは後半アディショナルタイムから出場したのみで、ボニフェイスは出番もなかった。

先週にはチャンピオンズリーグ・ベスト16の第1戦で再びバイエルンと対戦したが、このゲームではヴィルツとFWアミン・アドリの2枚を前線で先発させている。ボニフェイスは再び出番がなく、シックは80分から出場しただけだ。

独『Bild』はシックがアロンソの采配に不満を抱いていると伝えていて、バイエルンとの大一番で2試合続けてベンチスタートは納得のいくものではないだろう。しかもシックは今季のブンデスリーガで61分に1ゴールのペースでネットを揺らし、ここまで16ゴールを挙げている。実績抜群なだけに、ベンチスタートに不満を抱くのも頷ける。

11日にはバイエルンとのCL2ndレグを迎える。1stレグを0-3で落としているため、2ndレグでは開始から強引にでも得点を奪いにいくしかない。シックやボニフェイスの力も必要となってくるはずだが、アロンソはどんなスタメン構成でゲームに臨むのか。

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