CLベンフィカ戦に臨むバルサ 急死したミニャロ氏の訃報を受けフリック監督「我々はミニャロ医師のために勝ちたい」

会見に臨むフリック監督 photo/Getty Images

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「彼はきっと高いところから我々を助けてくれる」

バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、11日に控えたUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント・ラウンド16の2ndレグ・ベンフィカ戦の記者会見に出席し、意気込みを語った。

会見前にフリック監督、そして会見の場にいた多くの記者による1分間の黙祷が行われた。これは先日8日に亡くなったバルセロナの担当医であったカルラス・ミニャロ・ガルシア氏への弔いである。

フリック監督はミニャロ氏の訃報を受け、「とても悲しい喪失だ。カルラスは素晴らしい人だった。素晴らしい医師でもあり、クラブとチームにとって素晴らしい人であった。彼は我々の成功にとって非常に重要な存在だった。彼がいなくなるのは寂しいが、彼はきっと高いところから我々を助けてくれるだろう。今は彼のために勝ちたい」とコメントした。
ミニャロ医師はオサスナ戦が行われる8日の午後にホテルの自分の部屋で死亡しているところが発見された。午前中は選手たちと一緒におり、オサスナ戦に向け選手たちの状態を確認。また昼食も選手たちと一緒に摂っていたために、あまりにも突然に訪れた出来事だった。

そんな中で2ndレグのベンフィカ戦を迎える。1stレグは退場者を出し1人少ないながらも敵地で1-0の勝利を収めたバルサだが、フリック監督は「100%集中しなければならないし、1stレグのことを考えないことが一番だ。我々が準々決勝に進むことを当然だと思っている人はいない。勝たなければならない」と警戒した。

「もっとプレッシャーをかけ、しっかり守らなければならない。1stレグでは、彼らのカウンターを目の当たりにした。集中し、正しい姿勢で勝ちにいかなければならない。クラブにとって重要な瞬間だし、良い結果を残したい。今朝のミーティングでは、1stレグで何が良かったか、そしてどこを改善しなければならないかを伝えた」

2ndレグはバルセロナのホームで行われる。1stレグでの勝利により優位に立つも、要であるDFのパウ・クバルシがでDOGSOによる1発退場でこの試合に出場できないほか、ミニャロ氏の訃報もあり精神的な部分でも心配が残る。チームは2025年に入って無敗を継続しており、2ndレグも勝利が求められるところだが、果たして空で見守るミニャロ医師に吉報を届けられるのか。試合は日本時間12日の2時45分に行われる。

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