2014W杯ではPK戦直前に交代させられるほどPKが苦手だったが……  “35歳”迎えたオランダのベテランGKがラ・リーガで驚きの変貌

ラス・パルマスのゴールを守るシレッセン photo/Getty Images

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19位に沈むラス・パルマスでの大奮闘

現在スペイン1部のラ・リーガで19位に沈むラス・パルマス。チームは降格圏に沈んでおり、非常に危険な状態にある。

そのチームで懸命に体を張っている守護神を知っているだろうか。オランダ代表としてもキャリアを積んできた35歳のベテランGKイェスパー・シレッセンである。

今季よりオランダのNECナイメヘンからラス・パルマスに移籍したシレッセンは、ここまでリーグ戦25試合に出場して86セーブを記録。これはエスパニョールGKジョアン・ガルシア(90回)、オサスナGKセルヒオ・エレーラ(89回)に次いで3番目に多い数字だ。
さらに印象的なのがPKストップで、9日のレアル・ベティス戦では後半にMFイスコのPKを見事にセーブ。かつてのシレッセンはPKを苦手としているGKとしても知られ、オランダ代表として臨んだ2014ワールドカップの決勝トーナメントではPK戦直前にティム・クルルと交代させられる一幕もあった。

それが今季はPKで印象的なセービングを見せており、他にも昨年8月のレガネス戦でダニ・ラバ、今年2月のジローナ戦ではアベル・ルイスのPKもセーブしている。今回のイスコのPKで3度目のセービングとなり、PKが苦手とされてきたシレッセンとしては印象的なパフォーマンスだ。チームは苦しい状況にあるが、シレッセンの評価は上がり続けている。



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