25歳にして動き出したオランダ人アタッカーのキャリア ボーンマス指揮官イラオラが“攻撃的MF”として伸ばしたクライファートの才能

ボーンマスで結果を出しているクライファート photo/Getty Images

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オランダ代表の常連メンバーとなるか

現在イングランドのボーンマスを指揮するアンドニ・イラオラは戦術面も評価されているが、同時に選手の個性を引き出す達人でもある。

スペイン『SPORT』がその象徴的な選手と紹介するのが、今季プレミアで12ゴール6アシストを記録しているオランダ代表FWジャスティン・クライファートだ。

元オランダ代表のエースストライカーだったパトリック・クライファートを父に持つジャスティンは、アヤックスのアカデミーにいた頃より期待されていた逸材だった。その期待通りトップチームでのブレイクも早く、2018年には18歳と10カ月でオランダ代表デビューまで果たした。
しかし、アヤックスを離れてからは苦労の連続だった。ローマ、ライプツィヒ、OGCニース、バレンシアと各地を渡り歩き、2023年の夏にボーンマスへとやってきた。獲得当初の期待値はそれほど高くなかったかもしれないが、結果的にボーンマスが獲得に費やした1080万ユーロは正しかったと言える。

同メディアは、イラオラがクライファートをトップ下に据えたことをブレイクのポイントに挙げている。若い頃のクライファートは左サイドから仕掛けるアタッカーだったが、現在のボーンマスでは攻撃的MFの位置がスタートポジションだ。自由にボールを引き出すことができるようになり、サイドに張ったところでプレイするよりも効果的に動けている。

昨年11月には、2018年以来となるオランダ代表でのプレイも経験した。今の成績を見れば、今後も継続的にオランダ代表でプレイすることになるだろう。イラオラはクライファートを変えた人物と言えそうで、ジャスティン・クライファートのキャリアが25歳にして再び動き始めた。

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