「我々は非常に良い試合をしたと思う」激戦の末ラウンド16敗退となったアトレティコ シメオネ監督は選手たちを称える

アトレティコの指揮官ディエゴ・シメオネ photo/Getty Images

アルバレスのPK判定には「ボールは少しも動いてない」

アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が、12日に行われたUEFAチャンピオンズリーグラウンド16の2ndレグ・レアル・マドリード戦を振り返った。

1stレグを1−2で落としたアトレティコ。本拠地エスタディオ・メトロポリターノにレアル・マドリードを迎えたこの試合は開始早々28秒でコナー・ギャラガーが先制点を奪取。いきなり試合が動く展開となったが、その後は両チームともネットを揺らせず延長戦、PK戦までもつれ込んだ。 PK戦ではフリアン・アルバレスとマルコス・ジョレンテが失敗し、PKスコア2-4で敗戦。無念のラウンド16で敗退となった。

ディエゴ・シメオネ監督は試合後、悔しさを滲ませながらも、「我々は非常に良い試合をしたと思う。信じられないような戦いぶりだった。得点を伸ばせた場面もあった。選手たちを誇りに思う」と会見で選手たちを称えた。

「確かに我々はチャンピオンズリーグでレアル・マドリードに勝つことはできなかったが、彼らは我々と対戦するたびに苦戦していた」

「我々はたくさんのエネルギー、パワー、努力、そしてチームプレイで素晴らしい試合をした。非常に優れたサッカー選手を擁するチームを統率していた。受け入れるのは簡単ではない……。このチームはすべてを出し切り、拍手を受けるに値した。ファンは試合中ずっとそこにいた。 素晴らしい一日だったが、残念ながらこの試合を勝ち抜くことはできなかった」

アトレティコは過去CLでレアル・マドリードと5度(2回の決勝を含む)顔を合わせており、いずれもレアル・マドリードが勝ち抜いていたためにCLでは天敵の存在であった。今回で6度目となる対戦だったが、またしても勝ち抜くことができなかった。

また、PK戦でのアルバレスのキックについても言及。一見難なくゴールネットに突き刺したように見えたが、VARの確認の結果、スリップでバランスを崩した際に右足でシュートする前に軸足の左足にボールが当たっていたとして、これが“2度蹴り”と判定され失敗と見做されてしまった。この件について「何を見たんだ? フリアンが2回蹴ったと思う人は手を挙げてくれ」と記者たちに逆質問。「フリアンが軸足を置いて蹴った際、ボールは少しも動いていなかった。しかしもしVARがそれに介入したのであれば、私はVARが介入したペナルティを見たことがない」と語っていた。

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