2026W杯は“暑さ”も敵になってくる トロント大の助教授は熱中症を警戒「サポーターを守るためにも、FIFAに暑さ対策の強化を求めている」

アメリカの気候も問題となってくるか photo/Getty Images

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14地域で暑さがリスクになるとも

1年後に迫る2026ワールドカップ北中米大会。この大会では、『暑さ対策』も重要となってきそうだ。

『Medical Express』によると、トロント大学を中心とした研究チームは開催地となるアメリカの気候条件を問題視している。一部の地域では熱中症リスクが高まると考えられるのだ。

トロント大学のマデリン・オール助教授は次のように語る。
「我々は2003年から2022年にかけての気象データを基に、開催地域の暑さ指数をチェックしてきた。我々の調査結果によると、開催都市16のうち14の地域で暑さ指数(WBGT)が28を超えてくる。我々は選手、レフェリー、イベント関係者、そしてサポーターを守るためにも、FIFAに暑さ対策の強化を求めている」

暑さ指数は28を超えると熱中症リスクが高まるとされていて、同メディアはマイアミやフィラデルフィア、カンザスシティ、ボストン、ニューヨーク、メキシコのモンテレイなどで暑さ指数が危険な域に達すると紹介しており、オール助教授らは暑い午後の時間帯のゲームを避けることを求めているようだ。

2022年のカタール大会では猛暑を考慮して開催を冬に変えたが、果たして2026年大会でアメリカ、メキシコ、カナダの暑さ問題とどう向き合っていくのか。出場国の暑さ対策もカギを握ることになりそうだ。

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