王者ペッディージャーに挑戦する元K―1女子フライ級王者のKANAが練習を公開 「勝つ方法が一つだけある」「そこだけに集中する」とONEでも戴冠を狙う

KANAはK―1女子フライ級の王座を3度防衛した photo/Getty Images

ONEで無敗の王者に挑戦

3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催される「ONE172」にてONEアトム級キックボクシング世界タイトルマッチを控えている元K―1女子フライ級王者のKANAが、都内で公開練習を行った。

公開練習ではシャドーボクシングとミット打ちを行い、力強いパンチやコンビネーションを打ち込む姿を披露。コンディション調整が順調に進んでいることをアピールした。

そんなKANAの対戦相手は、ONEアトム級キックボクシング世界王者ペッディージャー・ルッカオポーロントン。通算208勝6敗というとんでもないキャリアを誇り、ONEでは6戦全勝と圧倒的な強さを誇る。

この日、KANAはインタビューに応じ、相手の印象について「めちゃくちゃ頭も良く、格闘IQも高い選手。勝つ方法がひとつだけあるので、そこにだけ集中する」と語ると「相手はめちゃくちゃスタミナはあると思うが、みんな彼女が勝つシーンや自分のペースで戦うシーンしか見たことがない。崩れた時はスタミナロスがあり、その駆け引きの勝負だと思う」と勝敗が紙一重であることを窺わせた。

KANAはこれまで長らくK-1を代表する女子選手として活躍してきた。昨年9月にONEと契約し、昨年12月のONEデビュー戦では、熱望していたアニッサ・メクセンと対戦するも判定負け。その後、今年1月のモア・カールソン戦でONE初勝利を手にし、今回のタイトルマッチ挑戦が決定していた。「日本のお客さんにこの試合を見てもらえるのは本当にうれしい。ベルト獲得のこのチャンスを1回でしっかりつかみ取りたい。ペッディージャーとは、めちゃくちゃかみ合うと思う。必然と会場はめちゃくちゃ盛り上がると思うんで、最後に自分がベルトを巻いてる姿をみんなに見てもらえればと思う」と最後に勝利への自信ものぞかせた。

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