コーチが中国に引き抜かれる事態に見舞われた池江璃花子、日本選手権へ向けた練習を公開 競技人生の集大成と語るロス五輪へ向け4年間が始まる

度重なる逆境にも屈せずトップスイマーの地位を誇る池江 photo/Getty Images

3月上旬から日本で調整

競泳女子の池江璃花子がパリ五輪後、新たな4年の始まりとなる日本選手権に向け、新潟県長岡市内で練習を公開した。

池江が4種目にエントリーしている日本選手権は3月20日から開催。7月にシンガポールで行われる世界選手権の代表選考会を兼ねている。今年1月には、練習拠点のオーストラリアで指導を受けていたコーチが、突然中国に引き抜かれる事態に見舞われ、自身もネットニュースで知りショックを受けたと吐露。彼女の中ではまだ気持ちの整理がついていないのかもしれない。この日のコンディションについては「悪くないが特別いいという感じでもない」と語った。

ただ現在は新コーチに就任したメル・マーシャル氏の指導の下で練習。新たに水中で手のひらに負荷をかけて漕ぐ力をつける「アクアミット」を取り入れた池江は、それをこの日も使用すると「後半の感覚になる。使用後は泳ぎの感覚が良くなる」とこれまでにない成果を感じていることを明かした。もしかしたらこの変化が今後の彼女の成長と記録更新の鍵となるかもしれない。

池江は最後に「ロス五輪が競技人生の集大成になる」と改めて発言。次の4年間に向けた抱負を語ると、直近の世界選手権へ向けては「とにかく代表権を獲れるように頑張りたい」と目標を語った。

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