松井秀喜氏が、NYでサーマン・マンソン賞の授賞式に登場 自らの凱旋試合やMLBで活躍する後輩たち、また古巣のヒゲ解禁についても語る

ヤンキース時代に行われた凱旋試合ではホームランで日本の観客を沸かした松井氏 photo/Getty Images

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チャリティーへの貢献で受賞

NPBの巨人やMLBのニューヨーク・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏がスポーツとチャリティー活動に貢献した選手に贈られるサーマン・マンソン賞を受賞し、米ニューヨークで行われた授賞式に出席した。

過去の受賞者には、ヤンキースOBのヨギ・ベラ氏、マリアーノ・リベラ氏、ホルへ・ポサダ氏、元ヤンキース監督のジョー・トーリ氏さらにはモハメド・アリ氏など、スーパースターたちが多く受賞している。松井氏は受賞の喜びを「大変な名誉です。ご招待ありがとうございます」などと英語でスピーチを行った。

また松井氏は、メディアに受賞の喜びと今後のチャリティー活動の継続も語ると、まもなくロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスの開幕戦が東京ドームで開催されることにちなんで、2004年に松井氏もヤンキースのメンバーとして経験した東京ドーム開催の凱旋試合を回顧。「自分の場合は10年間、ジャイアンツの選手で東京ドームでプレイしていたのでヤンキースのユニホームを着て、東京ドームで試合をしたのは違和感がありました。でもとても特別な時間でした。自分のホーム球場だった場所でヤンキースの選手としてプレイするのは非常に思い出深いです」と振り返った。
また今回、松井氏と同じように凱旋試合という意味合いでも活躍が期待されているのは、ドジャースは大谷翔平や山本由伸、佐々木朗希、カブスは今永昇太、鈴木誠也と総勢5人にものぼる。そして他にも今季は多くの日本人プレイヤーがMLBに挑戦し、さまざまなチームで活躍している。松井氏はそんな後輩たちに対しては、「ファンの一人として見守っている気持ちです。ケガをせず頑張ってほしいです」とエールを送った。

最後にはヤンキースがヒゲを解禁したことについても意見を求められると「時代なんでしょうね。時代の流れ、空気というか。それはオーナーが決めたことでしょう。これから誰がはやすか、誰が先頭を切るか、ある意味見ものですね」と述べた。

そんな日本球界のスターであり、メジャーリーガーの先輩である松井氏も見守る今季のMLB。日本人プレイヤーの華々しい活躍に期待したい。

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