日本人メジャーリーガーが5人出場するMLB開幕シリーズ カブスの鈴木誠也は「黄金時代はもっと未来に」と日本の野球界への貢献に言及

メジャー4年目、キャリアハイの打撃成績を目指す鈴木 photo/Getty Images

会見ではプレッシャーと不安も明かす

シカゴ・カブスの鈴木誠也が14日、都内のホテルで行われた公式会見に、チームメイトの今永昇太投手と共に登場した。

3月18、19日に東京ドームで開催されるロサンゼルス・ドジャースとの開幕シリーズに向けて、鈴木は「日本に来てすごく盛り上がりを感じる。米国にいると感じなかった。東京に来てより実感が沸いた」と現在の心境を語ると、「ファンはすごく楽しみに来てくれると思う。日本のファンの前でプレイするのが楽しみであり、少しでも印象に残るようなプレイをしたい」と抱負を口にした。

カブスは開幕前に、まず15日に阪神と、16日に巨人と練習試合を行う予定。鈴木はNPBの球団との対戦について聞かれると「もちろんセ・リーグだったので、2チームともずっと対戦してきたチーム。選手に会えるのも楽しみだし、少しプレッシャーもある。打てなかったら叩かれると思うし、少し不安だが、何とか結果を残して、いいシリーズにできればと思う」と意外な本音を吐露した。

鈴木や今永が所属するカブスだけでなく、ドジャースには大谷翔平や山本由伸、佐々木朗希とこの日本開催の開幕シリーズには5人の日本人選手が出場する。他の球団にもMLBに挑戦する日本人選手が多くいる。鈴木はこの会見の中で、その現状を日本野球界の黄金時代と感じるか否か質問される場面もあった。それに対しては「いや、今までの先輩方が積み上げてくれたことで、今のぼくたちがある。これからもたくさんの日本人選手がメジャーでやりたいと思ってもらえるように、僕たちがここでがんばりたい。現在が黄金期にならないように、もっともっと明るい未来のために、ぼくたちもしっかりがんばっていきたいと思う」と語った。

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