F1新時代開幕! フェルスタッペン5連覇か、ハミルトン移籍で勢力図激変か

新シーズンに注目が集まる Photo/Getty Images

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史上最高のシーズンへ

2025年、F1シーズンが幕を開けた。開幕戦はオーストラリア・メルボルン。マックス・フェルスタッペンが5連覇を狙う一方、ランド・ノリスやシャルル・ルクレールらが王座奪還を狙う。ルイス・ハミルトンはメルセデスからフェラーリへ移籍。その活躍に注目が集まる。

エイドリアン・ニューウェイ氏が、アストンマーティンF1マネージング・テクニカル・パートナーに就任するなど、スタッフの入れ替えも活発化した。ドライバーの移籍やルール変更も加わり、史上最高のシーズンになる可能性を秘めている。今シーズンのドライバーラインナップ、レースカレンダー、ルール変更について『Daily Mail』が解説している。

フェルスタッペンは圧倒的な強さで4連覇を達成。しかし、ノリスやルクレールら若手ドライバーも成長著しく、王座争いは激化必至となっている。レッドブルはフェルスタッペンを中心に盤石の体制。フェラーリはハミルトンの加入で勢力図を塗り替える可能性を秘めている。かつてミハエル・シューマッハが築いた黄金時代を再現できるかに注目が集まっている。マクラーレンはノリスの成長で上位争いに加わるかが注目ポイントとなっている。メルセデスはハミルトン退団後、新たなエースを誰が担うのかが課題となるだろう。
2025年シーズンでは、空力レギュレーションが大幅に変更になり、エンジンの出力と電動エネルギーの出力が50:50になり、エンジンで使う燃料も持続可能燃料になることが決まっている。これを受けて、各チームのマシン開発に大きな影響を与えるようだ。また注目されるのは、フロアとリアウィングの変更だ。リアウイングは、新たなフレキシブルウイング規制の対象となり、開幕戦のオーストラリアGPから新たな剛性試験が導入される。これらの変更により、ダウンフォースの発生量が減少し、マシンの挙動が不安定になる可能性がある。

新シーズンに向けては、新チームの参戦はない。しかし、ドライバーの変更は活発に行われた。ハミルトンのフェラーリ移籍に加え、レーシングブルズに角田裕毅が残留。アルピーヌにピエール・ガスリーが残留する。

2025年シーズンは、全24戦で争われる。開幕戦はオーストラリアGP、最終戦はアブダビGPとなっており、日本GPは4月6日に鈴鹿サーキットで開催される。すでにオーストラリアGPのフリー走行2回目が14日に行われ、以下が結果となっている。FP1でクラッシュしたオリヴァー・ベアマンは、マシン修復が間に合わず、トラックに出ることなくFP2を終えている。

第1戦オーストラリアGP・FP2結果
1.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
3.ランド・ノリス(マクラーレン)
4.角田裕毅(レーシングブルズ)
5.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
6.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
7.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
8.ニコ・ヒュルケンベルグ(キックザウバー)
9.ランス・ストロール(アストンマーティン)
10.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
11.カルロス・サインツ(ウィリアムズ)
12.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
13.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
14.ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)
15.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
16.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
17.リアム・ローソン(レッドブル)
18.ガブリエル・ボルトレト(キックザウバー)
19.エステバン・オコン(ハース)
-.オリバー・ベアマン(ハース)

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