ローマの元ドイツ代表DFフンメルスわずか1シーズンで退団か ELビルバオ戦での退場が決定打と現地報道

ローマのマッツ・フンメルス photo/Getty Images

ドルトムントのレジェンド

ローマの元ドイツ代表DFマッツ・フンメルスが今シーズン終了後に退団する可能性が高いと複数のイタリアメディアが相次いで報じている。

フンメルスは昨シーズン終了後に契約満了によりボルシア・ドルトムントを退団し、昨年9月にフリー移籍でローマに加入。ドルトムントとバイエルン・ミュンヘンで数々のタイトルを獲得したドイツで屈指のセンターバックで、ローマではシーズン序盤こそ出場機会に恵まれていなかったが、クラウディオ・ラニエリ監督の就任以降は徐々に守備のキーマンとして存在感を増しつつあった。

そうした中で迎えた13日(現地時間)のアスレティック・ビルバオとのUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦2ndレグで、フンメルスは序盤の11分に自陣深くでパスをカットされたのを取り返そうとして相手選手をタックルで倒してしまい、これを決定機阻止と判定されてレッドカードを受けて退場処分に。1-3で敗れたこの試合の戦犯として現地メディアから激しい批判に晒された。

そしてこの退場劇によってフンメルスの退団は決定的なものになったと多くのイタリアメディアは見ている。イタリア紙『Corriere dello Sport』は、ローマの首脳陣に今年6月末までとなっているフンメルスとの契約を延長する意思はないとし、さらに「フンメルスは危機に瀕している。シーズン終了後の別れは確定している。後悔することなくクラブと彼は別の道を進むことになる」と今年夏の退団は不可避と報じている。また、『Tuttosport』もフンメルスに関する記事を掲載し、ローマはフンメルスを残りのリーグ戦で起用することはないだろうと予想している。

昨年9月に35歳にして初めてドイツ以外のクラブに移籍することを決断したフンメルスだったが、彼のローマでの日々は間もなく終わってしまうのだろうか。

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