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ペップのキャリアワースト。29試合で40失点 ブライトン戦のバレバのカウンターからみるシティの守備が崩壊した理由|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

ペップのキャリアワースト。29試合で40失点 ブライトン戦のバレバのカウンターからみるシティの守備が崩壊した理由

マンチェスター・シティ戦でカウンターからのチャンスを決めきれなかったバレバ photo/Getty Images

簡単に失点を許している

20-21シーズンから4季連続でリーグを制覇し、絶対王者として新シーズンを迎えたマンチェスター・シティだが、今季は29試合を戦う中ですでに9つの黒星を喫し、トップ4にすら入れていない難しいシーズンを送っている。

そんなシティだが、今季は攻守両面で安定感がない。特に守備面は悲惨で、29試合で40失点を喫している。これはペップ・グアルディオラの監督キャリアの中でのワーストで、しかもリーグ戦は残り9試合も残っている。

『Sky Sports』は脆くなったシティの守備について過去のデータを交えて解説している。

まず例に挙げたのは2-2のドロー決着となった第29節のブライトン戦だ。一時は2-1とリードしていたが、後半開始早々にジャック・ヒンシェルウッドがアブドゥコディル・フサノフのOGを誘発して勝ち点を獲得した。

最終的に追いつかれたシティだが、相手のクオリティ次第では逆転負けもあった試合だ。それを象徴するのが後半のカルロス・バレバのチャンスシーンだろう。

82分、敵陣深い位置まで攻め込むもフィニッシュまでいけず、ジョアン・ペドロに長いドリブルを許してしまう。すると、後方から全速力で上ってきたフリーのバレバにボールが渡り、ボックス内でシュートを打たれてしまったのだ。

今季のシティはカウンターに弱く、相手の攻撃を跳ね返せていない。『Sky Sports』のデータによると、今季はカウンターから実に65.5%の割合でシュートを打たれている。ペップ監督のシティ初年度である16-17シーズンはわずか10.5%であり、この数字は下位に沈むイプスウィッチとレスターよりも高い数字となっている。

相手のカウンターを防げないのは、攻撃時の配置の問題もあるが、シンプルに1対1の弱さもあるだろう。こちらも数字に表れており、今季は守備時の1対1では25.5%の割合でしかボールを奪い返せていない(今季のプレミアリーグでワースト)。近年で最も高い数字を記録していたのが21-22シーズンで44.3%だった。これは当時のプレミアリーグで最も優れた数字だったという。

今季の守備時の対面の弱さを象徴する試合がある。それがアウェイでの第17節アストン・ヴィラ戦だ。65分にモーガン・ロジャーズに決勝点を許したが、そのロジャーズに対し、複数人でアタックするも奪えないシーンがあった。簡単に前進を許しており、ファウルすらさせないほどフィジカルに差があったのだ。

この問題の解決策としてはまずチームの若返りが一番だろう。すでに冬の移籍市場で着手しており、次の夏の移籍市場でも大型補強が予想されている。さらにスカッドの肥大化も必要だ。過密日程は進むばかりであり、シティは今季欧州シーズン終了後にクラブW杯の参加が決まっている。選手たちが満足に休める日数が減ることが確定しており、疲れを残したまま来季に臨むことになれば、今季の二の舞になる可能性は高いといえる。

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