チェルシーは完全移籍しか認めない 高給取りスターリングはサウジ移籍も視野に入れなければならない状況に

アーセナルにレンタル中のスターリング photo/Getty Images

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レンタル移籍には消極的

今シーズンはチェルシーからアーセナルにレンタル移籍しているラヒーム・スターリング(30)は今夏の去就が注目されている選手の1人だ。

昨夏エンツォ・マレスカ監督がやってきて、構想外になったスターリングは移籍先を模索し、最終的にはマンチェスター・シティ時代に共に仕事をしたミケル・アルテタ率いるアーセナルへの1シーズンのレンタルが決定。しかしここまでは公式戦23試合で1ゴール4アシスト、プレイ時間も954分と目立ったインパクトは残せていない。

このレンタル移籍には買取オプション等は付随しておらず、夏には一度チェルシーに戻ることになる。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーは今夏も人員整理を行う予定で、レンタルしている選手も含め、8人の売却を検討しているという。そしてスターリングもその中の1人だ。
そんななか、『The Athletic』によると、チェルシーは今夏スターリングを再びレンタル移籍させることにメリットを感じていないという。クラブは完全移籍のみを希望しているが、スターリングとの契約を解除するためのお金を支払うことは視野に入れておらず、それなりの移籍金を要求する姿勢のようだ。

そのため、クラブはスターリング陣営と協力し、新天地を探す可能性もあるようで、他のリーグも含め移籍先を模索するとのこと。しかし高額な給与がネックになることも理解しており、サウジアラビアも選択肢に入れざるを得なくなる可能性もあるという。

チェルシーは今夏の移籍市場でできるだけ早くスターリングの去就を決定させたいと考えているようだが、30歳を迎えたドリブラーに新天地は見つかるだろうか。

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