韓国代表監督がキム・ミンジェの負傷めぐりバイエルンを痛烈に批判 「選手を十分に守ってくれなかった」

バイエルン・ミュンヘンのキム・ミンジェ photo/Getty Images

昨年末から痛みを抱え強行出場

バイエルン・ミュンヘン所属の韓国代表DFキム・ミンジェの負傷離脱によって、同クラブと韓国代表との間で問題が起きているようだ。

ブンデスリーガ第26節ウニオン・ベルリン戦を前日に控えた14日(現地時間)、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督は前日記者会見の場でキムがアキレス腱の負傷のため数週間離脱することを明かした。昨年末からアキレス腱の痛みを抱えながら強行出場を続けていたキムだが、ここへ来て戦列を離れることになった。

このキムの離脱は、バイエルンだけでなく来年の北中米ワールドカップ本大会出場に近づきつつある韓国代表にとっても大きな痛手となる。そのため、同国代表のホン・ミョンボ監督は万全の状態ではないキムを起用し続けたバイエルンの判断を厳しく批判している。

「残念ながらバイエルンは選手を十分に守ってくれなかった。それによって我々はキープレイヤーの一人を欠いた状態で大事な試合に臨まなくてはいけなくなった。キム・ミンジェはバイエルンにとってだけでなく、韓国代表にとっても非常に重要な選手だ」(ドイツ紙『Bild』より)

「昨年から注意を促すシグナルはあったし、我々はそれに完全に気づいていた。我々は次の重要な試合にキムを起用することはできない。なぜなら、それは選手の保護に関する我々の基本原則に反するからだ。だから彼に休養を与えることを決断した」

ホン監督のコメントは『Bild』はじめ複数のドイツメディアでも取り上げられていて、その意見への賛否をめぐって今後しばらく議論を呼ぶことになるかもしれない。

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