バルセロナがアトレティコ相手に逆転勝利! 指揮官は”第4のアタッカー”フェラン・トーレスを絶賛 「私たちが彼を信頼している理由」

バルセロナのフェラン・トーレス photo/Getty Images

自慢の攻撃陣が大爆発

バルセロナはラ・リーガ第28節でアトレティコ・マドリードと対戦し4‐2で勝利をおさめた。両チームとレアル・マドリードが僅差の勝ち点でリーグ優勝のデッドヒートを繰り広げている中で、バルセロナにとって重要な勝ち点3をもぎ取っている。

今季のここまでの両者の対戦を振り返ると、昨年の最終試合となる18節で、バルセロナは後半ATで失点し、1-2で逆転負け。そして2月25日のコパ・デル・レイ準決勝第一試合でも4‐2のリードから84分からまさかの2失点でドローと、試合終了間際で失点することの多い今季のバルセロナにとってアトレティコは天敵と言える存在だった。

その中でこの試合は、これまでと打って変わって70分までに0‐2とアトレティコにリードを許す展開となった。しかしその直後72分のロベルト・レヴァンドフスキのゴールを皮切りに、バルセロナ自慢の攻撃陣が大爆発。後半AT2分にラミン・ヤマルの劇的ゴールで逆転に成功、その後8分にフェラン・トーレスが試合を決めるこの日2点目のゴールを挙げて試合を決定づけた。

試合後のインタビューで監督のハンジ・フリックは、これまで苦しんできたアトレティコとの対戦を振り返り「アトレティコ・マドリードとの3試合のうち1試合に勝った」と語ったことを『SPORT』が伝えている。

「(1-0となったが)前半も我々も良いプレイをしていた。後半は2失点目をした後、絶対に諦めないという気持ちを出せたと言える。(レヴァンドフスキによる)先制点の後、希望が開かれた。チーム、クラブ、そしてファンのために勝利を祝いたい」

試合を戦った選手全員を労いつつ、中でも67分からの途中出場で2ゴールのフェラン・トーレスを絶賛、加えて逆転弾のヤマルにもその勝負強さに信頼の言葉を口にしている。

「フェランはファンタスティックだ。メンバーのラインナップを出すと、多くの選手から選ぶことができる。彼は常に高いレベルでストイックにトレーニングしていて、それが私たちが彼を信頼している理由だ。すべての選手が試合に向けて100パーセントでトレーニングに参加してきた」

「私たちは試合を戦いながらトレーニングを続け、選手たちはセッションの度に全力を尽くし、ピッチ上でもそれを見ることができる。彼らは自分の仕事に大きな自信を持っている。私にはこのチームを非難することはできないよ。彼らは何をするにも情熱を注いできた」

「(ヤマルについて)彼はまた信じられないような試合をしたね。彼にはゴールを生み出すクオリティがあり、これまでも見せてきたように今日もそれを示した。彼は1対1の場面でも、チームで攻撃を仕掛ける場面でもエネルギーに満ち溢れていた」

ここまでバルセロナはリーグ戦、チャンピオンズリーグ、カップ戦で勝ち残っており、三冠の可能性をまだ残している。フリックは記者から2019-20年シーズンのバイエルン・ミュンヘンでの三冠との比較についても問われたが、「比較するつもりは一切ない」と答え、チームとして目の前の戦いに集中することを強調した。

「今の私たちのプレイや自信はとても充実している。バイエルン・ミュンヘンで起きたことと比較するつもりは一切ない。完全に別物だ。コロナウイルスもあったし、非常に異質な状況だったと言える。それ(三冠)は長い道のりであり、我々は(試合に向けて)より自信を高めるためにあらゆることを試みている」

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