ホームで逆転負けのアトレティコ シメオネ監督は終盤で見せたバルサの底力を称賛 「2−1になったことで……」

アトレティコの指揮官ディエゴ・シメオネ photo/Getty Images

試合残り20分で逆転される

アトレティコ・マドリードの指揮官ディエゴ・シメオネ監督が、16日に行われたラ・リーガ第28節バルセロナ戦を振り返った。

前半終了間際にフリアン・アルバレスのゴールでアトレティコが先制すると、70分に途中出場のアレクサンダー・セルロートが追加点を挙げ2−0。ここまでアトレティコがバルサの攻撃を抑えそのまま勝利するかと思いきや、直後の72分にロベルト・レヴァンドフスキがバルサの反撃の狼煙を上げるゴールを決めると、78分にフェラン・トーレスが同点弾。そして後半アディショナルタイムにラミン・ヤマルのゴールで一気に逆転され、6分後には再びフェラン・トーレスにとどめとなるゴールを決められ逆転負け。残り20分で一気に捲られた。

ホームで痛い敗戦となったアトレティコだが、シメオネ監督は「最も重要な場面で決定力を発揮したバルセロナを称賛する」と試合終盤で見せたバルセロナの底力を称賛。「2−1になったことで、相手はエネルギーと自信を得て、攻撃力も増した。カウンターアタックでもっとうまく処理するチャンスはあったが、それはただの試みで、ラストパスをうまく選択できなかった。コパ・デル・レイで引き分けた時(4−4)と同じように、運は今回彼らに味方した」と語っていた。

アトレティコは先週のミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグラウンド16にてレアル・マドリードと対戦し、PK戦の末に敗れた。獲得できるタイトルが1つ減ったことで、残るリーグ戦とコパ・デル・レイのタイトルは是が非でも獲りたいところだ。しかし今回の敗戦により1試合消化の少ないバルセロナに4ポイント差を付けられてしまった。

それでもシメオネ監督は優勝を諦めてはおらず、「バルサはまだ1試合残しているし、何が起こるかわからない。バルサには重要なアドバンテージがあるが、我々は次のエスパニョール戦のことを考えながら一試合一試合取り組んでいく。最後までそれを続けるだけだ」と目の前の試合に集中して勝利を積み重ね、逆転優勝を目指すことを誓った。

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