あのドイツが“GK不足”になる? ノイアー、テア・シュテーゲンに続く世代に不安の声も「一定のパフォーマンスレベルには達していると思うけど……」

シュツットガルトでプレイするニューベルも実力者 photo/Getty Images

続きを見る

元ドルトムントGKが不安を語る

ドイツ代表は長年ゴールを守ってきたマヌエル・ノイアーが代表引退を表明し、ノイアーに続くマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンも今季は長期離脱中だ。

以前のドイツでは考えられないことだったが、ドイツにGK不足問題が起き始めているのかもしれない。その不安を語るのは、現役時代にドルトムントの守護神を務めたロマン・ヴァイデンフェラーだ。

テア・シュテーゲンも32歳とベテランの年齢に入っており、後継者も見つけておきたい。ヴァイデンフェラーはそこに不安を抱えているのだ。
「テア・シュテーゲンはまだ負傷していて、戻ってきていない。彼は現在ドイツのNo.1だが、負傷している現在はアレクサンダー・ニューベルが1番手の座を引き継ぐことになるかな。では、その後はどうなるのか。ニューベルの背後にはアウグスブルクのフィン・ダーメン、ボルシアMGのモリッツ・ニコラス、バイエルンのヨナス・ウルビヒ、フライブルクのノア・アトゥボルも有望ではある。一定のパフォーマンスレベルには達していると思うけど、ニューベルが出場できない時は彼に任せろ!と言える選手はいないね」(『Weltfuccball』より)。

ニューベルは2020年にシャルケからバイエルンに加入し、当時からノイアーの後継者候補と期待されてきた。しかし鉄人ノイアーは今もバイエルンの守護神であり、ニューベルは今季もシュツットガルトにレンタル移籍している。気付けばニューベルも28歳と中堅世代に入り、もう若くない。GKは30代に入ってからもプレイ可能ではあるが、ノイアーからニューベルへのバトンタッチには少々時間がかかったところがある。

現在はニューベルに続く世代を育てなければならない状況にあるが、ヴァイデンフェラーが名前を挙げた中からワールドクラスGKは出てくるか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.303 躍動するサムライ18

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ