佐野海舟には朗報? 快進撃続けるマインツの指揮官が自身の去就に言及 「このクラブで仕事をするのが好き」

マインツのボー・ヘンリクセン監督 photo/Getty Images

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現在ブンデスリーガで3位

佐野海舟が所属するマインツが今シーズンのブンデスリーガで旋風を巻き起こしている。第26節終了時点でマインツは勝ち点45を獲得し、バイエルン・ミュンヘンとレヴァークーゼンに次いで3位。上位4チームに与えられる来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得が現実味を増しつつある。

昨シーズン終了後にブラヤン・グルダがブライトン、レアンドロ・バレイロがベンフィカにそれぞれ移籍したことで戦力低下が懸念されていたが、それは杞憂に終わったようだ。新加入の佐野や下部組織出身のヨナタン・ブルカルトが彼らの抜けた穴を完璧に補い、昨年12月14日に行われたブンデスリーガ第14節バイエルン戦でも2-1で勝利。バイエルンに今シーズン初となるリーグ戦での黒星をつけて周囲を驚かせた。

しかし、予想外の躍進を遂げたことで主力のブルカルトやナディーム・アミリがビッグクラブの補強候補としてリストアップされるようになり、さらに昨シーズン途中から指揮を執って見事にチームを立て直したボー・ヘンリクセン監督の去就にも注目が集まり始めていて、マインツが来シーズン以降も現在のチーム力を維持できるかは不透明だ。
こうした中、ヘンリクセン監督がドイツ紙『Bild』の取材に応じ、自身の去就について言及した。同監督は、今シーズン終了後に退団するつもりはないと強調している。

「そのことは全くテーマになっていない。私にはまだ契約が2年残っている。このクラブで仕事をするのが好きだし、我々はファンタスティックなチームと素晴らしい職場環境に恵まれている。現時点で最も重要なことはリーグ戦の残りの試合で成功を収めることであり、それによって大きなことを達成したい」

現在のリヴァプールでの遠藤航のように、監督交代によってチーム内での序列が変化して出場機会が減ることはサッカー界では日常茶飯事。その意味でヘンリクセン監督が残留を明言したことは、マインツでレギュラーポジションを確保した佐野にとっては朗報と言えるかもしれない。

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