バイエルンMFミュラーは今季限りで引退の可能性も ドイツ人識者「控えメンバーに多くの金を費やす余裕はない」

バイエルンのトーマス・ミュラー photo/Getty Images

今季は出場機会が減少

バイエルン・ミュンヘンの元ドイツ代表MFトーマス・ミュラーの去就に注目が集まっている。下部組織時代からバイエルン一筋の同選手とクラブとの契約は今年6月末までとなっているが、いまだに契約延長についての発表はない。

ブンデスリーガ11連覇やUEFAチャンピオンズリーグ優勝2回(2012-13、2019-20)にも貢献したミュラーはバイエルンのクラブ史に名を残すレジェンドの一人であることは間違いない。しかし、ヴァンサン・コンパニ監督を新指揮官として迎えた今季、ジャマル・ムシアラの台頭によってミュラーは先発を外れることが多くなり、ブンデスリーガでの先発出場はわずか6試合にとどまっている。

ムシアラが2030年まで契約を延長し、さらにコンパニ監督が来季も指揮を執ることはほぼ確実と見られているため、仮にミュラーとクラブが契約を延長したとしても彼のチーム内での役割は現在と同じ控えメンバーということになるだろう。

こうした状況に加えてバイエルン首脳陣が今年夏にチームの人員整理を計画していることから、ドイツメディア『SPORT1』のシュテファン・クムベルガー記者はミュラーが契約を延長せず今季終了後に引退する可能性が高まっていると予想している。

「バイエルンは人件費の削減を迫られている。最も懸念されているのはベンチメンバーの選手達だ。と言うのも、今のバイエルンにはベンチメンバーに多くの金を費やすだけの余裕はないからだ」

ドイツ紙『tz』によれば、今後数週間以内にクラブ首脳陣とミュラーは契約延長について話し合うことになるようだ。「ミュラーのいないバイエルンは、今のところ想像するのが困難だ」と同紙はミュラーの重要性を指摘しているが、果たしてどのような結論が出るのだろうか。

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