靭帯損傷でシーズンアウトの可能性があるバルサのMFカサド フリック監督は代役としてとある選手に期待を寄せる「彼がいかに有用であるかを確認しただろう」

バルセロナを率いるハンジ・フリック photo/Getty Images

「彼はボールを扱うのがとても上手だ」

バルセロナのハンジ・フリック監督は、負傷離脱したチームのMFマルク・カサドの代役として、DFエリック・ガルシアに期待を寄せているようだ。スペインメディア『Relevo』が報じている。

先日行われたラ・リーガ第28節のアトレティコ・マドリード戦にて4−2で逆転勝利を収めたバルセロナ。しかしその代償としてカサドとイニゴ・マルティネスが負傷。アトレティコ戦では先発出場を果たしたカサドだが、同試合の25分に元フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとの接触プレイで右膝を負傷し、67分に途中交代。クラブの公式発表によれば右膝の内側半月板に炎症が確認され、離脱期間等に関しては言及していないが最低でも2カ月程度の離脱となる可能性があり、今シーズンの残り試合を欠場する恐れがあるという。

バルセロナは今後重要な試合が続く。まず代表ウィークが終わったばかりである3月27日に延期されていたオサスナ戦がこの日に行われることに。そして30日にジローナ戦。4月2日にアトレティコ・マドリードとのコパ・デル・レイの2ndレグ、その後チャンピオンズリーグラウンド8のドルトムント戦とリーガ、CL、カップ戦の4冠を目指すバルサにとってカサドの負傷離脱は少なからずダメージとなるであろう。

しかし指揮官のハンジ・フリックは冷静に対応。この試合カサドに代わって途中出場したエリック・ガルシアに期待を寄せているようだ。本職はCBでありながら時折ピボーテで起用されることもあるE・ガルシアはこの試合でも中盤でプレイ。難なくやり遂げるとフリック監督は彼を称賛。「今日、彼がいかに有用であるかを皆があらためて確認しただろう」「彼はボールを扱うのがとても上手だ。彼が過去に6番としてプレイしていたときも、とても上手だった」と評価した。

「エリックは体調が良く上手く機能している。試合の状況にもよるが彼はチームにとって非常に柔軟で有用な選手だ。彼はとても幸せで、我々は彼と共にいる」

なお同メディアではE・ガルシアならではの長所を紹介。「これまでのところカサドはチームに守備の堅実さをもたらしていたが、エリックは攻撃時のセットプレイにおける空中戦の優れた読みや、ボール奪取からの素早いパス出しなど他の特質も提供してきた」と伝えている。

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