ダン・バーンは単なる「人柄採用」ではない みなぎる闘争心「必要とあらば右ウイングでも出場する」

先日のカラバオ杯決勝でも先制弾を決め、タイトル獲得に貢献したバーン Photo/Getty Images

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「チアリーダーをやりに来たわけじゃない」

この代表ウィークにW杯欧州予選のアルバニア代表戦、ラトビア代表戦を戦うイングランド代表。トーマス・トゥヘル監督体制での初陣となり、選出メンバーには注目が集まった。

サプライズとなったひとりがニューカッスルDFダン・バーンだ。バーンは32歳にして代表初選出。これまで代表にはまったく縁がなかったが、ニューカッスルでのパフォーマンスが認められた形だ。

出場すれば、2010年のケビン・デイビスに次ぐ年長デビューとなるバーン。苦労人キャリアを経験し人柄も申し分ないバーンにはリーダーシップや若手の指導役という点でも期待がかけられていると推測できるが、バーンはそれを認めながらも、あくまでも出場しプレイすることが第一だと強調した。英『Mirror』がコメントを伝えている。
「(ハリー・ケインやジュード・ベリンガムにも意見できるかと問われ)もちろん、なんの問題もないよ。時には、ちょっと恥ずかしいとか思って、声を上げたくない人もいる。僕はNFLが大好きなんだけど、彼らはただ、気にしないんだ。何かがチームを助けると感じたら、ただ立ち上がってそれを言う。おそらく、イングランドのサッカー全体がそこから学ぶべきことがあると思う」

「僕はただチアリーダーになって、選手たちを助けるためにここに来たわけじゃない。プレイしたいんだ。フルバック、3バックの左、センターバックでプレイしたことがあるし、ニューカッスルでも同じことをした。正直にいうと、どこでプレイするかなんてどうでもいいから、できる限り貢献したいだけなんだ。ピッチに立てるなら右ウイングでもプレイするよ。国際レベルでプレイできる能力があるとずっと感じているし、ずっとそう言い続けてきたんだ」

「僕は自分の得意分野を知っているし、重要な人たちの意見にしか興味はない。これまでのキャリアで、僕は多くの疑いを持たれてきた。そのことが僕をより強くしてくれたと感じているんだ。自分の能力にとても自信を持っている。僕はここにいるにふさわしいんだ」

高さだけでなく巨体に似合わぬスピードを持ち合わせ、なにかをチームに加えてくれそうなバーン。パフォーマンスでも違いをもたらしてくれるか、期待したい。

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