20日に行われるワールドカップアジア最終予選のバーレーン戦。ここまで5勝1分け無敗得失点差20と圧倒的な強さを見せる日本代表は、この試合に勝利すれば8大会連続8回目のワールドカップ出場が決定する。ホームでの試合であり、ほぼほぼ出場の切符を手中に収めているような状況だが、最終予選は最後まで何が起こるか分からない。そこでバーレーン戦でのワールドカップ出場決定条件をここで整理しておきたい。
日本は現在、勝ち点16で首位を独走中。2位のオーストラリアとは勝ち点差が9ポイント離れており、さらに3位以下が勝ち点6で全て並んでいる状況だ。日本はこのバーレーン戦に勝利すれば、残り3試合でオーストラリア以外に勝ち点で並ばれる可能性が消滅し、その時点で2位以内が確定。3試合を残してワールドカップ出場が決まることとなる。
また、万が一引き分けたとしても出場の可能性はあるようだ。もし日本がバーレーンと引き分けた場合は勝ち点が17となり、この勝ち点を上回る可能性があるのは今後直接対決が無いインドネシアとサウジアラビアの2カ国だけ。それも共に4連勝した場合のみとなる。日本とバーレーンの試合の裏では、インドネシアはアウェイでオーストラリアと、サウジアラビアはホームで中国と対戦。すなわち、インドネシアとオーストラリアの試合でインドネシアが引き分け以下の結果、インドネシアが勝利した場合はサウジアラビアと中国の試合でサウジアラビアが引き分け以下の結果であることが必須となる。両チームがここで共に勝ち点3を得られなかった時点で日本の出場が確定する。
なお、オーストラリア対インドネシアは同日20日の日本時間18時10分に開始される。日本より先に行われるため、この試合が引き分け、もしくはオーストラリアの勝利であれば、日本は仮にバーレーンに引き分けたとしてもホームで歓喜の時を迎えられる。逆にインドネシアが勝利すれば、21日の日本時間3時15分に開始されるサウジアラビアと中国の試合に委ねられてしまうため一旦お預けに。その場合は試合翌日の早朝にニュースを知ることとなる。
ちなみに日本がバーレーンに敗れた場合は25日に行われるサウジアラビア戦に持ち越しとなる。敗れた場合は勝ち点は変わらず16のままで、2か国以上が日本の成績を上回る可能性が残るためである。20日のバーレーン戦、25日のサウジアラビア戦は埼玉スタジアム2002にて19時35分にキックオフされる。
【バーレーン戦でのW杯出場決定条件】
①日本が勝利→出場決定
②引き分け
オーストラリアvsインドネシアの試合でインドネシアが引き分けor負け→出場決定
インドネシアが勝利の場合
サウジアラビアvs中国でサウジアラビアが引き分けor負け→出場決定
サウジアラビアが勝利→次戦に持ち越し
③日本が負け→次戦に持ち越し