バーレーン代表のエースFWムハンマド・マルフーン「ラマダンで難しいが……」 悲願のW杯へ、日本戦で“3度目の正直”を

バーレーン代表のマルフーン Photo/Getty Images

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国民の夢だ

FIFAワールドカップ2026アジア最終予選で日本代表と対戦するバーレーン代表のムハンマド・マルフーンが、悲願のW杯初出場へ強い意気込みを『FIFA』のインタビューで語った。W杯出場はバーレーン国民全員の夢と語るマルフーンは、ラマダン期間中の試合となる日本戦こそ、チャンスと捉えている。

「ラマダン期間中だから試合が難しくなることは分かっている。バーレーンには『3回目は確実』ということわざがあるので、今回は成功することを期待しているよ」

「W杯出場はバーレーン国民全員の夢であり、選手たちにとっても本大会に参加できれば素晴らしいことだ。私たちはこの目標達成に2度も近づいたことを自覚しており、チームは前進し続け、夢を実現させる決意をさらに固めている」
バーレーンは、過去2度、W杯出場に王手をかけながら、あと一歩のところで涙を飲んでいる。2006年ドイツ大会と2010年南アフリカ大会ではいずれも大陸間プレイオフで敗退。マルフーンは、3度目の正直を信じているようだ。今年1月には、ガルフカップで優勝し、マルフーン自身も得点王とMVPに輝き、チームを牽引した。その勢いを、W杯予選にも繋げたい考えだ。

「ガルフカップの経験は、美しい思い出だ。大切にされるだろうが今は先のことに集中する。私たちは、長年かけて素晴らしい選手を育ててきた。強豪と戦う準備はできている」


マルフーンは国民の期待を背負い、埼玉スタジアム2002で行われる日本戦に挑む。ここまでのバーレーンは、6試合を終えて勝ち点6の5位。2位のオーストラリア代表とわずか勝ち点1しか離れておらず、まだまだ本大会出場のチャンスがある状況だ。果たして、バーレーンはW杯初出場の偉業を成し遂げることができるのか。期待が集まる。


過去のバーレーンのFIFAワールドカップ成績
出場:なし
1970.不参加
1974.不参加
1978.予選敗退
1982.予選敗退
1986.予選敗退
1990.不参加
1994.予選敗退
1998.予選敗退
2002.予選敗退
2006.予選敗退
2010.予選敗退
2014.予選敗退
2018.予選敗退
2022.予選敗退

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